上野誠和会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 04:14 UTC 版)
「龍が如くシリーズの登場人物」の記事における「上野誠和会」の解説
『4』に登場した25年前には東城会と権力争いをしていた極道組織。東京都下の郊外に拠点を持ち、冴島による襲撃事件から東城会と「親戚」としての関係及び神室町不可侵の盟約も同時に結ぶが、組織の小ささから月毎に「寄付」という形で東城会に上納金を支払っており、親戚団体というよりは傘下組織的な扱いをされている。物語後半には事実上のトップである葛城の死と谷村や桐生との衝突により壊滅状態に陥る。 上野 吉春(うえの よしはる) 声 - 矢田耕司 上野誠和会総長。25年前に出所直後に立ち寄ったラーメン屋にて冴島の襲撃を受けて組員18人を殺害されるも負傷はせずにこの事件を契機に東城会と和解し、また事件の際に自分の身を挺して庇ってくれた葛城を若頭に昇格させる。その後、高齢のために組の指揮を全て葛城に任せた上で自身は病床に伏せることとなる。 葛城 勲(かつらぎ いさお) 声 - 立木文彦 上野誠和会若頭で、25年前の襲撃事件における数少ない生き残り。47歳。狡猾かつ用心深い性格で、目的のためには自ら傷を負うリスク等も含め、手段を選ばないが、その反面、味方に対しては隙を見せやすく、容易に裏をかかれてしまったり、自分が立てた計略に狂いが生じたり、自らが窮地に追いやられると、露骨に動搖を見せるなど詰めが甘く策士と呼ぶにはやや杜撰な一面もある。冴島を助けようとしていた靖子を唆して自身の直属の殺し屋に仕立て上げたり、自身と接触した谷村を罠に嵌めるなどしていた他、自らの出世のために柴田と共謀して25年前の襲撃事件を裏で仕組んだが、杉内と宗像の力によりその事実は隠蔽される。その後は上野誠和会の若頭補佐である伊原が金村興業若頭である新井に殺害されたことを東城会会長である堂島大吾に訴え、和解の条件として新井の首もしくは建設中の神室町ヒルズの経営権を要求するが、手を組んでいた宗像の介入で失敗した。その後、宗像に対して優位に立つために賽の河原で冴島と靖子を拉致し、二人の身柄と秋山から奪った1000億と引き換えに極秘ファイルを取引しようとするが、城戸に撃たれて極秘ファイルを強奪される。しかし、万一に備え、防弾チョッキを着込んでおり、それを見抜いた冴島を隙を突いて銃撃するが、靖子が必死に庇ったことで失敗し、皮肉にも冴島を陥れた25年前の襲撃事件と類似した状況となった中で、瀕死の状態の靖子に谷村から預かった拳銃を向けられて怖気づき、命乞いをするも覚悟を決めた彼女に頭を撃ち抜かれて絶命する。 伊原 勝(いはら まさる) 声 - 藤本たかひろ 上野誠和会若頭補佐。戦闘ではキックボクシングを使う。葛城の指示で三島と共に神室町内のキャバクラである「エルナード」で暴れていたところを秋山に一蹴されて逃亡し、その後は仲介に入った新井によって射殺される。 三島 豊(みしま ゆたか) 声 - 金光祥浩 上野誠和会構成員で、伊原の弟分。エルナードで秋山に喧嘩を吹っかけるもあっさり気絶させられ、伊原に連れられて逃亡する。伊原の死体を発見後は上野誠和会本部へ駆け込むが、偶然にも隣室で葛城の電話を聞いてしまい、電話の内容から自らの命が危険と察知し、長い間は隠れ過ごすようになる。その後、事件の一連を語ることを条件に身柄を確保してほしいと谷村に強く願望したが、直後に葛城と繋がっていた杉内に射殺された。
※この「上野誠和会」の解説は、「龍が如くシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「上野誠和会」を含む「龍が如くシリーズの登場人物」の記事については、「龍が如くシリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- 上野誠和会のページへのリンク