さん‐い〔‐ヰ〕【三位】
読み方：さんい
⇒さんみ（三位）
さん‐み〔‐ヰ〕【三位】
三位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/03/15 16:57 UTC 版)
三位（さんみ、さんい）は、日本の位階及び神階における位の一つである。複数の異なる制度で使われた。律令制および近現代の位階制では、正三位と従三位の総称である。
諸王の位
天武天皇元年（672年）に壬申の乱で勝利し、翌年（673年）2月27日に即位した天武天皇は、臣下に与えた冠位とは別に、皇子を除く皇族王に三位、四位などの位を与えた。この諸王の位がいつ制定されたかは不明である。
諸王三位として知られる人物には、麻績王（麻続王）、屋垣王、稚狭王、高坂王がいる。
- 麻績王（麻続王） - 天武天皇4年（675年）4月18日、因幡に流される[1]。
- 屋垣王 - 天武天皇5年（676年）9月12日、筑紫大宰、土佐に流される。
- 稚狭王 - 天武天皇7年（678年）9月没。
- 高坂王 - 天武天皇12年（683年）6月6日没。
律令制の位
大宝律令以降の日本の律令制では、正三位と従三位の二つの位階があり、三位はその総称である。四位以下は正・従がそれぞれさらに上下に分割されたが、三位以上は正従の二つだけである。また三位以上は貴とされ、四位・五位の通貴と区別された。
近現代の位
近現代の制度でも引き続き正三位と従三位が置かれた。
関連項目
脚注
- ^ 『日本書紀』巻29、当該年月条。以下この一覧は同じ。
参考文献
- 小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守・校訂・訳『日本書紀』3（新編日本古典文学全集4）、小学館、1998年。
「三位」の例文・使い方・用例・文例
- 三位一体説の信奉者は聖霊を信じる。
- 三位一体の祭文は洗礼式で唱えられる。
- 彼はいいとこ三位だろう。
- 父(なる神)と子(なるキリスト)と聖霊, 三位一体.
- 神の三位 《父と子と聖霊》.
- 経済の不振, 宗教紛争, そして外圧が三位一体となってこの国の社会不安を増大させている.
- 特別の恩典をもって正三位に叙せらる
- 航海国としての日本は世界第三位に位す
- 彼は正三位を贈られた
- 日本の海軍は世界で第三位を占めている
- 小数点以下三位まで計算に入れる
- 浸礼3回（三位一体の表現の名前で）による洗礼
- 神聖な三位一体
- 三位一体であるさま
- 三位一体の神
- 物質あるいは本質（三位一体の三人のような）が同じと見なされた
- 個々の信念の自由を強調して、三位一体を拒絶するキリスト教の教義
- 三位一体説の信仰を強調するキリスト教の主義
- 聖三位一体の自制
- 三位一体の教義を否認するプロテスタントの宗派
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