ロールス・ロイス/スネクマ オリンパス 593とは? わかりやすく解説

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ロールス・ロイス/スネクマ オリンパス 593 (コンコルド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/04 14:29 UTC 版)

ロールス・ロイス オリンパス」の記事における「ロールス・ロイス/スネクマ オリンパス 593 (コンコルド)」の解説

短期間であればツポレフ Tu-144の例もあるが、コンコルド商業飛行唯一のアフターバーナー使用する民間航空機長期運行事例である。オリンパス 593エンジンの開発1964年始まったTSR2爆撃機用として開発していたオリンパス320エンジン元にブリストル・シドレースネクマ共同開発進める事になった1966年ブリストル・シドレーロールス・ロイス吸収されロールス・ロイス英国側のパートナーになった基本的な構造同じだが、多くの点で改良された。 重要度の高い要素燃料消費 圧縮比 重量/大きさ タービン入り口温度 オリンパス 320のアフターバーナーセクションは(初期ジェットエンジンが皆そうであったように)エンジン本体よりも長かった推力30,610 lbf (136 kN)。可変式排気ノズル2つ虹彩型のノズルであったエンジン出力に応じて変える事が出来た超音速飛行時に衝撃波影響の為、オリンパス 593のエンジンサージング誘発し破損を招くおそれがあった。そのため、可変式吸気口設けられており、飛行速度に応じて変える事が出来た吸気口衝撃波発生していても、流入空気亜音速まで減速されエンジン送られた。エンジンナセルのカバー開閉する事により空気取り入れ排気混ぜて同時にエンジン冷却も行う構造になっていた。これはTSR2でも同様の構造だった。 1966年オリンパス593最初可変排気装置試験フランスのMelun-Villarocheで行った飛行試験アブロ バルカン懸架して行われたバルカン速度マッハ0.98(1,200 km/h)でこの時の推力35,190 lbf (157 kN)に達した1967年4月オリンパス 593はフランスAndre Turcat高空模擬試験装置試験された。1968年1月にはバルカン試験機での試験100時間記録して可変排気口組み込まれコンコルド試作機飛行準備整った1969年3月2日15時40コンコルド試作機001は飛行した主任テストパイロットAndre Turcatの操縦により1.4km滑走して時速380kmで離陸した

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