ルーツ・ミュージックとしてのルンバとは? わかりやすく解説

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ルーツ・ミュージックとしてのルンバ (Rumba)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 20:38 UTC 版)

ルンバ」の記事における「ルーツ・ミュージックとしてのルンバ (Rumba)」の解説

キューバのルーツ・ミュージックとしてのルンバ(Rumba)は、キューバ奴隷として連れられてきたアフリカ系民によって成立した音楽及び踊り。主にハバナマタンサス盛んに演奏されており、休日誕生日結婚式など様々なパーティで踊る時に使われている。ボーカルコーラスコール・アンド・レスポンスパーカッション主体として、スペイン伝統的な十行詩(英語版)のスタイル黒人音楽リズム持った混血音楽である。 ルンバにはテンポ早い順にコルンビア、ワワンコ、ヤンブー3種類がある。 コルンビアColumbia) ルンバ・コロンビアとも呼ばれ3つの中で一番速く男性主体ダンス音楽である。ジョラオと呼ばれる泣き節」が入ることがあるグァグァンコー(Guaguancó) ワワンコとも発音される、もっとも一般的なルンバ。ミディアムテンポ。恋の駆け引きテーマにした曲が多く男女ペアになって踊られ、バクナオと呼ばれる扇動的な振りが入ることがある20世紀初め頃に成立したヤンブー(Yambú) 3つの中で一番遅いリズム。前の2つ求愛モチーフにしているのに対しヤンブー祭り前に歌われる18世紀中期成立クラベス、パリートス、コンガ等によるパーカッションリズムに、ヴォーカル掛け合う構成を取る。クラーベClave)というラテン音楽基盤となるリズム構成取っており、2-3または3-2ビートからなるキューバルンバは、近年「アフロ・キューバンダンス」として諸外国理解されつつある。キューバ政府国営ダンス学校舞踊団運営しダンスを学ぶための外国人留学生観光客受け入れるなど、ダンス音楽観光・文化資源として奨励している。しかし、ルンバ舞台街頭から劇場スタジオに移るとともに即興排してよりコンパクト洗練された形に定型化ていったルンバの持つエネルギー維持しつつも、個人的な愛や社会批判など、下層階級ダンスとしてのアイデンティティ失われつつある。 2016年キューバルンバユネスコ無形文化遺産登録された。

※この「ルーツ・ミュージックとしてのルンバ (Rumba)」の解説は、「ルンバ」の解説の一部です。
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