リン酸カルシウム

デジタル大辞泉

りんさん‐カルシウム【^×燐酸カルシウム】

読み方：りんさんかるしうむ

燐酸のカルシウム塩。白色の無定形の物質。天然には燐灰石として産出し、土壌中に分布して植物の肥料となり、動物では骨・歯の主成分をなす。化学式Ca₃（PO₄）₂　広くは水素塩も含み、過燐酸石灰の成分で、肥料として重要。燐酸石灰。

分子構造リファレンス

物質名

リン酸カルシウム

化学式

Ca₃(PO₄)₂

原子量

310.2

融点（℃）

1670

密度（g/cm³）

3.14

特徴

無色の個体。水には溶けない。

» 「分子構造リファレンス」の項目一覧はこちら

生物学用語辞典

リン酸カルシウム

英訳・(英)同義/類義語：Calcium phosphate, in bone

カルシウムイオンとリン酸イオンからできた難溶性の塩で、生体では骨や歯などの硬結合組織の成分。

ウィキペディア

リン酸カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/11/01 04:19 UTC 版)

リン酸カルシウム（リンさんカルシウム、英: calcium phosphate）はカルシウムイオンとリン酸イオン(PO3−
4) または二リン酸イオン(P₂O4−
7)からなる塩の総称である。狭義ではリン酸三カルシウムを指す。