モハ704-クハ2203の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 10:25 UTC 版)
「京成700形電車」の記事における「モハ704-クハ2203の変遷」の解説
1954年(昭和29年)、運用開始後すぐに電装品・台車を交換して発電ブレーキ(空気ブレーキとは連動しない)付きの新性能車となった。このことから「704系」とも呼ばれた。台車・駆動方式はKS-110X/TDカルダン(汽車会社/東洋電機製造)を使用。 2両だけの単独運用で使用されたが、「広義の700形」に含まれ、カルダン駆動の下回りも共通だった750形や新性能化後の210形とも併結可能だったことから、これらと組み合わせて使用されることもあった。 1968年(昭和43年)アルミ製車体・多段式制御器(発電ブレーキなし)装備となったクハ1601・モハ1602を中間にはさんで704-1601-1602-2203の4両編成となる。 3500形の増備が開始され、750形が消滅した後の1974年(昭和49年)には一般運用から外れ行商専用車へと転用された。この時1601を外して3両編成となった。車内窓ガラスに保護棒の取り付け、座席撤去などがおこなわれた。 1981年(昭和56年)、1602が編成から外れ、翌1982年(昭和57年)704-2203も廃車。青電色最後の車両であった。
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