メタルヘッド・エクストリーム
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「メタルヘッド」の記事における「メタルヘッド・エクストリーム」の解説
2008年5月31日に新紀元社よりB5判書籍にて発売されたのがメタルヘッドシリーズ第三弾が『メタルヘッド・エクストリーム』である (以後、『エクストリーム』と表記する)。ゲームデザインは高平鳴海とファーイースト・アミューズメント・リサーチで、ライターとしては小太刀右京、三輪清宗などが関わる。ゲームの舞台は『マキシマム』からさらに10年後である2170年代となる。 ハンターギルドから離反した新組織「ヴェーダ」の登場により、ハンターVSヴェーダの戦争、抗争が勃発している世界となっている。ヴェーダは非常に強力な組織であり、ハンターたちを攻撃するために艦隊を派遣することもある。その為、今作では少数精鋭のハンターチームが一個艦隊を相手に戦うというフィクションならではの派手な展開を再現するためにマスコンバット(集団戦闘)のルールが新たに加わっている。 ゲームの基本的なシステムは『無印』『マキシマム』を踏襲しており、「パンドラ」の要素も引き継いでいるが、ゲームバランスは全て見直されているほか、ネットワーク判定の簡素化やターゲットレンジシステムという、マスターがその都度考えて処理する労力を、システム面でパターン化できるように、処理の簡略化も盛り込まれている。 ビジュアルイメージの不足していたパンドラに関する描写の強化・またパンドラの価格を上げる代わりに、LUC(幸運)をヒーローポイントとして用途と汎用性を拡大するなど、その他、多くの点で改善が見られている。 旧作のシナリオやサプリメントの記述を上手く取り入れ、更には製作終盤でありながらも完成したd20版まで参考にしており、難解だったシステム面なども改善され、更にはメカニックや装備などのデータも豊富。 本作の出来栄えに関しては、原作者である高平鳴海も絶賛しており、小太刀右京のブログにて「もし私が死んだら、版権や続編制作を引き継いでもらいたいと思うほどです」とのコメントを残している。 製品リストメタルヘッド・エクストリーム(基本ルールブック)ISBN 978-4775305973 星屑のリグレット(リプレイ集 追加データ有)ISBN 978-4775306741 エンドレスホライゾン(追加ルール&追加データブック)ISBN 978-4775307892
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