ゲームの基本とは? わかりやすく解説

ゲームの基本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/29 04:46 UTC 版)

割り勘のジレンマ」の記事における「ゲームの基本」の解説

「あなた」大勢友人たちいっしょにレストランへ行く。注文それぞれ自分食べ料理注文するが、支払い割り勘行われること合意取れている。そのレストランには、値段が安い簡素なパスタもあれば、高価なフィレステーキまで、豊富な種類提供している。 また、味(客の満足度)は料理価格比例するが、値段の上昇分ほどは満足度上がらない「あなた」友人たちは、皆、パスタよりもステーキを好む。(この2点囚人のジレンマ似せるための制限である。) もし、全員高価なステーキ注文したら、全体として支払い金額高くなる「あなた」安価なパスタ注文すれば全体として支払いその分安くなり、みんなのためになる逆に「あなた」ステーキ注文し、他のみんながパスタだったら「あなた」豪華な食事半値以下で食べることができるかもしれない更には「あなた」パスタ注文し、他のみんながステーキ注文したのなら、「あなた」パスタ一皿に法外な金額を払わされることになるだろう。 自分自身の満足と、友人たち福利のどちらを重視するか?

※この「ゲームの基本」の解説は、「割り勘のジレンマ」の解説の一部です。
「ゲームの基本」を含む「割り勘のジレンマ」の記事については、「割り勘のジレンマ」の概要を参照ください。


ゲームの基本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 14:11 UTC 版)

囚人のジレンマ」の記事における「ゲームの基本」の解説

共同犯罪行った思われる2人囚人A・Bを自白させるため、検事その2人の囚人A・Bに次のような司法取引もちかけた。 本来ならお前たち懲役5年なんだが、もし2人とも黙秘したら、証拠不十分として減刑し2人とも懲役2年だ。 もし片方だけが自白したら、そいつはその場釈放してやろう(つまり懲役0年)。この場合黙秘してた方は懲役10年だ。 ただし、2人とも自白したら、判決どおり2人とも懲役5年だ。 このとき、「2人囚人A・Bはそれぞれ黙秘すべきかそれとも自白すべきか」というのが問題である。なお2人囚人A・Bは別室隔離されており、相談することはできない状況置かれているものとする2人囚人A・Bの行動懲役の関係を表(利得表と呼ばれる)にまとめると以下のようになる。表内の (○年, △年) は2人囚人A・Bの懲役それぞれ○年、△年であることを意味する。たとえば表の右上(10年,0年)とは,「Aが黙秘・Bが自白」を選択した場合、Aの懲役10年、Bの懲役0年であることを意味する囚人B 黙秘囚人B 自白囚人A 黙秘(2年, 2年) (10年, 0年) 囚人A 自白(0年, 10年) (5年, 5年) 2人囚人A・Bにとって、「互いに自白」して互いに5年の刑を受けるよりは「互いに黙秘」して互いに2年合計4年の刑を受ける方が得である。しかし、2人囚人が「互いに黙秘」が全体利益で得であると認識した上で2人囚人A・Bがそれぞれ自分利益のみを追求している限り、「互いに黙秘」という結果ではなく互いに自白」という結果となってしまう。これがジレンマと言われる所以である。このようなジレンマが起こるのは以下の理由よる。 まず囚人Aの立場考えると、囚人Aは次のように考えるだろう。 囚人Bが「黙秘」を選んだ場合自分 (=囚人A) の懲役2年(「黙秘」を選んだ場合)か0年(「自白」を選んだ場合)だ。だから「自白」を選んで0年懲役になる方が得だ。 囚人Bが「自白」を選んだ場合自分 (=囚人A) の懲役10年(「黙秘」を選んだ場合)か5年(「自白」を選んだ場合)だ。だからやはり「自白」を選んで5年懲役になる方が得だ。 したがって囚人Aにとっては,囚人Bがどのように行動するかにかかわらず自白することが最適な選択ということになる。これは囚人Bにとっても同じであるため、囚人Bも囚人Aと同じ考えによって自白することが最適な選択である。このような理由2人囚人A・Bは結果的に互いに自白」という行動をとることとなる。 重要なのは、「囚人Bが自白してしまうのではないか」という懸念恐怖から囚人Aは自白するわけではなく囚人Bが黙秘しようが自白しよう囚人Aは合理的に自白する、という点である。 2人囚人A・Bにとって「互いに黙秘」することがパレート最適であるにもかかわらず2人囚人A・Bがそれぞれ合理的に自白するという「互いに自白」という結果ナッシュ均衡ではあってもパレート最適ではない。 2人囚人A・Bが「互いに黙秘」することを「協調と言い換え,「どちらか黙秘しているとして自分だけが自白して釈放してもらおう」とすることを「裏切りと言い換えたとき,結果的に両者は「裏切り」を選択することとなる。

※この「ゲームの基本」の解説は、「囚人のジレンマ」の解説の一部です。
「ゲームの基本」を含む「囚人のジレンマ」の記事については、「囚人のジレンマ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ゲームの基本」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ゲームの基本」の関連用語

ゲームの基本のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ゲームの基本のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの割り勘のジレンマ (改訂履歴)、囚人のジレンマ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS