ミスティピンクビタルイオン【ミスティピンクビタルイオン】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第13585号 |
登録年月日 | 2005年 12月 7日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | ミスティピンクビタルイオン よみ:ミスティピンクビタルイオン |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 麒麟麦酒株式会社、日本原子力研究所 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区新川二丁目10番1号、東京都千代田区内幸町二丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡村正愛、安野紀子、大塚雅子、田中淳、長谷純宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ビタル」に炭素イオンビームを照射して育成されたものであり、花はピンク白の地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、中央部の色は濃緑、ろう質の有無は多、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は剣形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、複色模様色は鮮紫ピンク(同9704)、色彩模様はぼかし、複色割合は少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数はやや多、ほう葉の形はⅠ型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は淡緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。早晩性は極早生、がく割れの難易性は難である。「ビタル」及び「ヒルチェルテス」と比較して、花の地色がピンク白であること、色彩模様がぼかしであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成12年に出願者の研究所(栃木県さくら市)において、「ビタル」の葉の組織片の再分化過程で炭素イオンビームを照射して得られた個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- ミスティピンクビタルイオンのページへのリンク