ミスティックムーン【ミスティックムーン】(草花類)
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登録番号 | 第6180号 |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ミスティックムーン よみ:ミスティックムーン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 3月 10日 | |
品種登録者の名称 | 小原昌信 | |
品種登録者の住所 | 北海道虻田郡真狩村字緑岡181番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小原 昌信 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の「名月」の偶発実生に「コネチカットキング」を交配して育成されたものであり,花はやや大輪の鮮黄橙色で,切り花向きのやや早生種である。 草丈は50~74㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,上部の色は淡褐,中部及び下部の色は濃褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は5㎜未満,止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は披針形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は6~8㎝,光沢は有,数はやや多,着生角度は60~89゚である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは30~59゚,花房の形状は複総状花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は150~179㎜,内花被の幅は40~49㎜,長さは9~12㎝,外花被の幅は30~39㎜,長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は濃黄緑(JHS カラーチャート3307),地色,中肋部及び縁部は鮮黄橙(同1906),裏面は明橙黄(同2204)である。内花被1枚の斑点の数は1~9,外花被は0,つぼみの色は明橙黄(同2204),内花被の形はⅦ型,外花被の形はⅣ型,内花被の先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅧ型,外花被の先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅧ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さは中,色は淡褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59゚,1花茎の花数は多,花の香りは無,開花期はやや早である。 「バンガローレ」と比較して,花房の形状が複総状花序であること,花弁の地色が鮮黄橙であること,つぼみの色が明橙黄であること,花糸の色が黄であること等で,「夕峰」と比較して,花弁の地色が鮮黄橙であること,内花被1枚の斑点の数が少ないこと,花粉の色が赤褐であること,1花茎の花数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に出願者のほ場(北海道虻田郡真狩村)において,出願者所有の「名月」の偶発実生に「コネチカットキング」を交配し,62年及び63年にその実生の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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