ミクロラプトル
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ミクロラプトル(学名:Microraptor、「小さな泥棒」の意)は、中生代前期白亜紀のアジアに生息した、ドロマエオサウルス科に属する獣脚類の恐竜[1]。主に樹上棲の動物であり、四肢の鋭利な鉤爪は枝や幹に留まる際に役立ったと推察されている[1]。
- ^ a b c d e f g 『世界の巨大恐竜博2006 生命と環境─進化のふしぎ』長谷川善和、ケネス・カーペンター、董枝明、徐星 監修、日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション、日経ナショナルジオグラフィック社、2006年、107頁。
- ^ a b 松田眞由美『語源が分かる恐竜学名辞典』小林快次、藤原慎一 監修、北隆館、2017年1月20日、360頁。ISBN 978-4-8326-0734-7。
- ^ a b c d e f g h i j k グレゴリー・ポール 著、東洋一、今井拓哉、河部壮一郎、柴田正輝、関谷透、服部創紀 訳『グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版』東洋一、今井拓哉 監訳、共立出版、2020年8月31日、159頁。ISBN 978-4-320-04738-9。
- ^ 日経サイエンス編集部 編『地球を支配した恐竜と巨大生物たち』日経サイエンス社〈別冊日経サイエンス〉、2004年、61頁。ISBN 4-7973-3547-5。
- ^ 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』新潮社、2018年。[要ページ番号]
- ^ “玉虫色の輝き、ミクロラプトルの羽毛”. 日経ナショナルジオグラフィック社 (2012年3月9日). 2023年11月30日閲覧。
- 1 ミクロラプトルとは
- 2 ミクロラプトルの概要
- 3 羽毛
ミクロラプトル・グイ
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「アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの」の記事における「ミクロラプトル・グイ」の解説
ティラノサウルスの餌にされかける。
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ミクロラプトル・グイ
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「ミクロラプトル」の記事における「ミクロラプトル・グイ」の解説
2003年に記載されたミクロラプトル・グイ Microraptor gui (中国語: 顧氏小盜龍、Gùshì xiǎodàolóng (クーシー・シァオタオロン)、こししょうとうりゅう)の化石には、発達した羽毛が保存されていた。ミクロラプトル・グイと現在の鳥類とのもっとも異なる点は、前肢のみならず後肢にも発達した飛行用の羽毛を持つことである。どのようにしてこの後肢羽毛が発達したのかは定かではないが、羽毛の形態が現生鳥類の風切羽同様の左右非対称になっていることから、この動物が実際に飛行できた可能性が高いと考えられている。 前後の4枚の羽を水平に広げて使用したという復元と、大腿骨頭がほぼ90°に折れ曲がって関節窩にはまり込むという恐竜の一般的な股関節の形状から、左右方向の自由度は低いとして、後肢は垂直尾翼状、あるいは複葉機状だったとする復元がある。 ミクロラプトルの発見後、すでに知られていた鳥類の化石の再調査が行われている。その結果、始祖鳥にも後肢に羽があった可能性が報告されている。 電子顕微鏡を用いてメラノソームを現生の鳥類と比較した結果、ミクロラプトルの羽は玉虫色の光沢があったことが判明した。こうした構造色は現代の鳥類でも確認されている。 なお、ミクロラプトル・ザオイアヌスとミクロラプトル・グイは同種であるとする見解もある。
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