マルクス・ガビウス・アピシウス
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マルクス・ガビウス・アピシウス(マルクス・ガウィウス・アピキウス、ラテン語: Marcus Gavius Apicius、1世紀頃)は、古代ローマ・帝政ローマ期にグルメとして知られ、贅沢を好んだ料理人である。1世紀頃、ティベリウス帝の時代に生存していたとみられる。古代ローマ随一の料理本『アピシウス』(アピキウス)は、彼の著書だとしばしば言われるが、証拠らしい物は何一つ見つかっていない。彼は古代ギリシアの文法学者だったアピオンの『On the Luxury of Apicius』の主筆だったが、現存していない。ただ彼が紀元前1世紀(正確には紀元前90年頃)に、やはりグルメかつ奢侈家として知られたアピシウスにあやかって、コグノーメンをアピシウスと名付けたことだけは明らかになっている。
注釈
出典
- ^ タキトゥス『年代記』(Annales、117年) 4.1(同英訳)。
- ^ ホラティウス Odes 4, 11, Z. 14-20., Carmina Liber IV, Carmen XI
- ^ ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(大プリニウス)『博物誌』19.137
- ^ Apicius 2006, p. 55.
- ^ 小セネカ『道徳書簡集』(Epistulae Morales ad Lucilium)英語訳 95.42
- ^ C. D. Yonge, B.A., Ed. “英語訳 Ath. 1.12” (英語). Perseus. 2022年11月19日閲覧。
- ^ 大プリニウス『博物誌』9.30(66)
- ^ 大プリニウス『博物誌』10.26(68.133)
- ^ 大プリニウス『博物誌』8.209
- ^ Lucius Annaeus Seneca minor. “L. ANNAEI SENECAE DIALOGORVM LIBER XII - AD HELVIAM MATREM DE CONSOLATIONE” (ラテン語). The Latin Library. 2022年11月19日閲覧。
- ^ 大プリニウス『博物誌』19.143
- ^ Dalby 2003, p. 17.
- 1 マルクス・ガビウス・アピシウスとは
- 2 マルクス・ガビウス・アピシウスの概要
- 3 脚注
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