マルクス・ガビウス・アピシウスとは? わかりやすく解説

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マルクス・ガビウス・アピシウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/27 17:40 UTC 版)

マルクス・ガビウス・アピシウスマルクス・ガウィウス・アピキウスラテン語: Marcus Gavius Apicius1世紀頃)は、古代ローマ帝政ローマ期にグルメとして知られ、贅沢を好んだ料理人である。1世紀頃、ティベリウス帝の時代に生存していたとみられる。古代ローマ随一の料理本アピシウス』(アピキウス)は、彼の著書だとしばしば言われるが、証拠らしい物は何一つ見つかっていない。彼は古代ギリシア文法学者だったアピオンの『On the Luxury of Apicius』の主筆だったが、現存していない。ただ彼が紀元前1世紀(正確には紀元前90年頃)に、やはりグルメかつ奢侈家として知られたアピシウスにあやかって、コグノーメンをアピシウスと名付けたことだけは明らかになっている。


注釈

  1. ^ アイリアノスLetters』nos 113-114 Domingo-Forasté[4]
  2. ^ アテナイオス食卓の賢人たち』(デイプノソフィスタイ、: Δειπνοσοφισται)[6]
  3. ^ 小セネカ『Ad Helviam Matrem, de Consolatione』10[10]

出典

  1. ^ タキトゥス年代記英語版』(Annales117年4.1同英訳)。
  2. ^ ホラティウス Odes 4, 11, Z. 14-20., Carmina Liber IV, Carmen XI
  3. ^ ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(大プリニウス)『博物誌19.137
  4. ^ Apicius 2006, p. 55.
  5. ^ 小セネカ『道徳書簡集英語版』(Epistulae Morales ad Lucilium英語訳 95.42
  6. ^ C. D. Yonge, B.A., Ed. “英語訳 Ath. 1.12” (英語). Perseus. 2022年11月19日閲覧。
  7. ^ 大プリニウス『博物誌』9.30(66)
  8. ^ 大プリニウス『博物誌』10.26(68.133)
  9. ^ 大プリニウス『博物誌』8.209
  10. ^ Lucius Annaeus Seneca minor. “L. ANNAEI SENECAE DIALOGORVM LIBER XII - AD HELVIAM MATREM DE CONSOLATIONE” (ラテン語). The Latin Library. 2022年11月19日閲覧。
  11. ^ 大プリニウス『博物誌』19.143
  12. ^ Dalby 2003, p. 17.


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