マヨルカ鉄道
マヨルカ鉄道(線)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/09 02:49 UTC 版)
「マヨルカ島の鉄道網」の記事における「マヨルカ鉄道(線)」の解説
詳細は「マヨルカ鉄道」を参照 マヨルカ鉄道はパルマとインカ、サ・ポブラ(英語版)、マナコールの各都市を結ぶ郊外路線である。パルマ・スペイン広場駅の5番線から10番線がマヨルカ鉄道に割り当てられている。かつてのスペイン広場駅は地上駅だったが、今日では地下化されており、地上部の駅跡は公園となっている。庭園にはかつての鉄道施設がいくつか残っており、スペイン広場の脇には旧駅舎も残っている。 ソン・コスタ/ソン・フルテサ駅までは地下区間であり、この駅を過ぎると線路が地上に出る。アル・カウルス駅からインカ駅までの区間では北側に美しいトラムンターナ山脈の山並みを見ることができる。 パルマからインカまでの1号線は複線であり、インカからマナコールまでの2号線とインカからサ・ポブラまでの3号線は単線である。ただし輸送能力を強化するために、インカの先にある2号線と3号線の分岐点までの5kmの区間も複線となっている。2号線はインカとマナコールの中間にあるシネウ(英語版)駅とペトラに列車交換設備があるが、2号線より短い3号線には交換設備が存在しない。 5時45分から23時20分までは、スペイン広場駅からインカまでの区間(1号線)は3本/1時間の頻度で運行され、インカからマナコールまでの区間(2号線)、インカからサ・ポブラまでの区間(3号線)は2本/1時間の頻度で運行される。 2013年の月曜日から土曜日には、スペイン広場駅を出たマナコール行きの列車は、マラチを過ぎるとノンストップで(インカなどに停車せずに)マナコールに向かう。同年の日曜日と祝日には、マナコール行きもサ・ポブラ行きも全駅に停車する。2014年には、パルマとエンリャック間を4両編成の電動車が2本/1時間の頻度で走り、サ・ポブラやマナコールまで運行するために、インカで2両編成のディーゼル車が連結された。ラッシュアワーには急行列車も運行された。 2013年には2号線をマナコールからアルターに延伸する土木工事が開始された。マナコール駅を出るとサン・リョレンク・ダス・カルダサール(英語版)とソン・セルベラ(英語版)を通ってアルターに至る。2014年5月までに3号線をサ・ポブラからアルクーディアに延伸させる計画も提案されたが、3号線の延伸計画は承認されていない。
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