マジムン軍団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:00 UTC 版)
ウチナー(沖縄)に伝わるマブイストーンを狙う、マジムン(魔物)たちの軍団。ハゴー山を本拠地としており、マブイストーンを奪い、ウチナーンチュ(沖縄県民)を弱体化させ、ウチナーから追い出すことをたくらんでいる。 自ら「悪の軍団」と名乗ってはいるものの、あくまで自然を破壊したり、戦争を起こす人間が嫌いなだけであり、ウチナーを愛する気持ちはマブヤーにも劣らない。そのため、マブヤーたちも彼らを懲らしめるのにとどめている。 ハブデービル[1,2,3,5,MOVIE] 悪の軍団マジムンの首領。ハブがモチーフとなっている。とぐろを巻いたハブの口の中から人間のような顔が覗いており、両手の先もハブの形をしている。「シャーシャッシャッシャ!」と笑うのが口癖である。2までのハブデービルはユーモアを交えた饒舌な奴だったが、3の青年ニフェが変身するハブデービルにはそういった側面はなく、書籍によっては新生ハブデービルともよばれる。外見もヒメハブデービルのようなゴーグルをつけているなど、若干異なる。 オニヒトデービル[1,2,3,4,5,外伝,1972レジェンド,MOVIE] 悪の軍団マジムンの副首領で、オニヒトデがモチーフとなっている。幼いころにハブデービルに拾われて悪の軍団マジムンの仲間になった。自然を破壊する人間を憎んでいる。シーズン1でマブヤーに敗北したことから、ハブデービルによってヒジュルーゾーンに追放されていたが、シーズン2で復活した。武闘派で新雷と一体になっていたころは特に戦いを好んでいたが、実は無邪気な側面もあり、2以降で顕著になる。 言葉を発する場面は少なく、唸っていることが多いが、単に無口というだけで話せないわけではない。 マングーチュ[1,2,3,4,5,外伝,1972レジェンド,MOVIE] マングースがモチーフとなっており、シーズン1では悪の軍団マジムンの紅一点だった。ハゴー山で育ったが、他のマジムンと違い外来種であり、寂しがり屋な一面がある。遅刻常習犯でマイペースであり、マブヤーに惚れている。 ハブクラーゲン[2,3,4,5,外伝,1972レジェンド,MOVIE] 悪の軍団マジムンのボスで、ハブクラゲがモチーフとなっている。普段は『ヨーバーフォーム』と呼ばれる潜水服のような姿で、おちゃらけた性格だが、奇妙な踊りと共に「ほれほれほれほれ~、ハブクラーゲン!」と叫ぶことで、『チューバーフォーム』と呼ばれる凶悪な顔つきの形態に変身。この姿では口調も荒々しくなる。 ドレッドヘアのような触手には猛毒があり、マブヤーを拷問する際に使用した。その戦闘能力は想像を絶するほど高いが、弱点は酢。自然を破壊する人間を憎む。また、口は悪いが薀蓄を含むことを言うこともあり、意外に常識的。4では人間体を披露する。 『5』では偶然遭遇したモモに懐かれる。マジムンである自分たちでも無邪気に慕う彼女に対して心を開き、オニヒトデービルやクーバーたちと共に彼女の親衛隊を結成。終盤ではマジムンデービルからモモを守るため、マブヤーたちと共闘した。 因みに『ヨーバー』と『チューバ―』は、それぞれ沖縄の方言で『弱い者』『強い者』という意味。 ヒメハブデービル[2,3,5,外伝,1972レジェンド,MOVIE] 悪の軍団マジムン1の策略家で、ヒメハブがモチーフとなっている。自分勝手でボスのハブクラーゲンより態度が大きいが、意外にもカエルが大の苦手である。 ハブデービルヒカル[5] 『5』に登場するハブデービル一族の一人。容姿は従来のハブデービルとほぼ同じだが、シリーズ初期のハブデービルのように、人間に近い顔を持つ。「美しき乙女」を自称し、性格はオネエ系。マジムンクリスタルを持ち、砕け散った空手のマブイストーンを集めてのマジムンデービルの復活をもくろむ。マングーチュからは「ヒカルちゃん」と呼ばれる。 実はマジムンクリスタルを拾った時点でマジムンデービルの洗脳を受けており、前述の性格は洗脳によるものだったことが判明。本来の彼は洗脳時とは異なり、勇猛で男らしい性格をしている。 クーバー1号・クーバー2号[1,2,3,4,5,外伝,1972レジェンド,MOVIE] 悪の軍団マジムンの二人だけいる戦闘員。真っ黒な全身に白の文様が入っており、顔の部分も同様にレスラーのごとく文様が入っている。クモがモチーフとなっており、MOVIEでは尻から糸を出して相手を絡めとる能力も見せる。「ハゴー(汚い)」が口癖。ちなみに2号のほうが年上である。
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