マジプシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:53 UTC 版)
世界にある7本の針を守る者たち。男でも女でもなく、人でも魔物でもない。寿命は1万年。糸井曰く「あの存在自体が溶け込んだキマイラみたいなもの」。マジプシー達が守り続ける7本の針が抜かれた時、世界は大きな変革の時を迎えるという。 7人のマジプシーの名前は本作品の作曲家である酒井省吾が命名した。由来は音楽用語の「教会旋法」から。 イオニア チュピチュピョイ神殿の針を守るマジプシー。温泉とピクルスを好む温和な性格。クマトラの育ての親で、彼女が幼い頃から面倒を見ていた。アレックとは友人。マジプシーの中では一番の常識人で、一部の人間からは美人に見られる。化粧をしていないすっぴんの状態を「イケてないとき」と呼んで嫌がるが、後々すっぴんも良いと思うようになる。リュカとクマトラにPSIを授けるなど、リュカたちの前に幾度も現れ手助けをする。 NPC。PSIを使えるはずなのだが、戦闘ではたまに仲間の体力を回復させる程度。悲鳴を上げたりつけまつげをバサバサしているばかりであまり戦闘に参加しない。 エオリア マジプシーのリーダー的な存在。オソヘ城の針を守るマジプシー。少々ものぐさな性格。アフロヘアーがチャームポイント。パーティーを開くのが趣味だが、自分はお気に入りの椅子から動かない。クラウスにPSIを教えた。イオニア曰く「さっぱりした人」。針を抜かれて消える際の台詞「きえたりもしてるけど わたしはげんきです」は、映画『魔女の宅急便』の糸井考案のキャッチコピー「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」のパロディ。 ドリア ムラサキの森の針を守るマジプシー。筋骨隆々で、ロングヘアーと皮製の大胆な服装が特徴。防衛のため針を水中に保管している。過剰なほど前向きな性格で、キマイラにも受容的。第7章ではイカヅチタワーから落下したクマトラを助ける。 リディア シログネ山の針を守るマジプシー。スキンヘッド。動物好きで命を大切にし、ブタマスクを助けるなど、心優しい。針を抜かれる運命を受け入れられず「マジプシー失格かもしれない」と口にする。自分が消えた後のウサギたちの事を心配していたが、リディアが消えた後は彼女が助けたブタマスクがウサギたちの世話をすることになった。 フリギア ゴマフ火山の針を守るマジプシー。寝てばかりいるが、几帳面で思ったことはすぐノートに書く。寝顔には天使が宿るらしい。消える直前に、他の針の場所が書かれたノートをリュカたちに渡す。 ミクソリディア タネヒネリ島の針を守るマジプシー。あだ名はミッシーで、ミクソリディアという本名で呼ばれることを嫌がっている。自分が作り出した生物・けっかいトリオに針を守らせていて、巨大タコの「ハチ」を従えている。リュカたちに治療を施す。 ロクリア 闇のドラゴンの頭に刺さった針を守るマジプシー。行方不明になっていたが、後に、ポーキーのもとで様々な蛮行を働いてきた「ヨクバ」がロクリアであると判明する。なぜ他のマジプシーたちを裏切ったのかは不明。糸井はインタビューで「ヨクバに関しては、僕自身も答えを用意していないんです」としながらも「きっと悪いヤツに会っちゃったんでしょう」と語っている。
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