ホワイト・フィスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/02 09:59 UTC 版)
「ネオ・エンジェルズ」の記事における「ホワイト・フィスト」の解説
アメリカにある白人至上主義団体。アメリカにはよくある小さな団体に過ぎないが、メンバーにはかつて「ロッジ」を主宰していた「ドクターR」と呼ばれる人物がおり、彼の「ロッジ」での研究成果を元に作り出されたサイコソルジャーを擁している。リーダーはトム・コーリン。 ドクターR かつて日本にて「ロッジ」で超能力研究を行っていた老人。表向きはキリスト教精神に基づく慈善団体を装って孤児を集め、実験動物のように扱って、次々と使い捨てていった。その後、犯罪者として日本を追われ、アメリカのホワイト・フィストに身を寄せる。 本名はカール・ハインツ・ローゼンベルク。ナチスの科学顧問だったアルフレート・ローゼンベルクの息子で、父の思想を受け継ぎ、白人至上主義による世界支配を完成させるため、超能力研究を行っていた。最後は、超能力開発の薬品を自らに投与し、能力が暴走。悪魔のような姿に変貌した挙句、人体発火を起こし消滅した。 アラン・ダニエル 「ホワイト・フィスト」メンバーにして、ドクターRによって超能力を開発されたサイコソルジャー。ミシシッピで警官をしていたが、麻薬の密輸を手伝っていた事が明るみに出て職を追われた。 大柄なアメリカ人の中でも更に突出した巨体の持ち主。強力なPKに加え、杏介と互角に渡り合うパワーとタフネスを誇る。 「マーク・ボス」という偽名を名乗り、新聞記者を装って来日。リベラル派の上院議員の講演会に潜入し、その超能力でもって、心臓麻痺に見せかけて暗殺した。 アドニス 「ホワイト・フィスト」メンバー。天使のようなルックスを持つ美少年だが、元軍人の祖父から教え込まれた白人至上主義を盲信しており、その幼さも相俟って、有色人種に対しては非常に残酷。 ダニエルをはるかに凌ぐ強力なPKを持ち、また物体を自分の手元から別の場所へテレポートさせる能力(アスポート)も持つ。そのPKはただ物を持ち上げたり、人を突き倒したりするばかりではなく、彼のイメージに応じて様々に形を変える事ができ、チェーンソーとしても、マシンガンとしても機能する。 セイレーン 「ホワイト・フィスト」メンバー。常に妖艶な笑みをたたえ、感情を見せない美女。その能力は上記の二人とは異なり、催眠術のように他人をコントロールする。他人の精神に干渉して幻を見せたり、記憶を消したり、時にはロボットのように操る事ができる。
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