ホサロンとは? わかりやすく解説

ホサロン

分子式C12H15ClNO4PS2
その他の名称ゾロン、ホサロン、ルビトックス、ジエチルS-(2-オキソ-6-クロロベンゾオキサゾロメチル)ジチオホスファート、Zolone、Rubitox、NPH-1091、RP-11974、Phosalone、Phosphorodithioic acid O,O-diethyl S-(6-chloro-2-oxobenzoxazol-3(2H)-yl)methyl、Dithiophosphoric acid S-(6-chloro-2-oxo-2,3-dihydrobenzoxazol-3-ylmethyl)O,O-diethyl ester、Dithiophosphoric acid O,O-diethyl S-(6-chloro-2-oxobenzoxazol-3(2H)-yl)methyl esterジチオりん酸O,O-ジエチル-S-[(6-クロロ-2,3-ジヒドロ-2-オキソベンゾオキサゾリニル)メチル]、Dithiophosphoric acid O,O-diethyl-S-[(6-chloro-2,3-dihydro-2-oxobenzoxazolinyl)methyl]、Diethyl S-(2-oxo-6-chlorobenzoxazolomethyl) dithiophosphate
体系名:ジチオりん酸S-(6-クロロ-2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾオキサゾール-3-イルメチル)O,O-ジエチル、ジチオりん酸O,O-ジエチルS-(6-クロロ-2-オキソベンゾオキサゾール-3(2H)-イル)メチル


ホサロン

農薬Phosalone
和名orISO名[商品名]ホサロン
分子式C12H15NO4PS2Cl
用途殺虫殺ダニ剤接触性)
LD50(ラット)/g kg-10.12
LD50(マウス)/g kg-10.073
劇毒区分劇物2.2%以下は指定なし)
魚毒ランク
有機性390
無機330
農薬登録(1996年時点)1965年登録(日本)/承認ISO
その他国内では野菜・そ用等に使用
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

ホサロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 00:41 UTC 版)

ホサロン
識別情報
CAS登録番号 2310-17-0 
PubChem 4793
KEGG C11028 
特性
化学式 C12H15ClNO4PS2
モル質量 367.81 g/mol
外観 無色または白色の結晶
匂い ニンニク様臭気
密度 1.39
融点

47.5~48℃

への溶解度 3.05mg/L
溶解度 多くの有機溶剤に可溶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ホサロン: Phosalone)は有機リン殺虫剤(殺ダニ剤)の一種。

用途

フランスのローヌ・プーラン社が開発した殺虫剤で、日本では1965年12月21日に農薬登録を受けた。「ルビトックス」などの商品名で果樹や茶のハダニアブラムシの駆除に使われる[1]。ヨーロッパでは、2006年12月に欧州連合による農薬登録を取り消されている。

安全性

日本の毒物及び劇物取締法では、2.2%以下の製剤を除き劇物に分類される。半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で85mg/kg、ラットへの経皮投与で390mg/kg[2]一日摂取許容量(ADI)は、2001年厚生労働省による再評価で0.006mg/kg/dayから0.002mg/kg/dayに変更された[1]。弱いコリンエステラーゼ阻害剤としての作用を持つ[3]。経口・吸入だけでなく皮膚からも吸収され、摂取すると縮瞳唾液分泌過多、多量発汗、胸部圧迫感、肺水腫痙攣失禁など有機リン化合物特有の中毒症状を発症する[1]。可燃性であり、燃焼や加熱による分解でリン酸化物硫黄酸化物窒素酸化物などを含む有害なガスを生じる[3]。水生生物に対し強い毒性を持つ。

脚注

  1. ^ a b c 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044 
  2. ^ 製品安全データシート(安全衛生情報センター)
  3. ^ a b 国際化学物質安全性カード



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