ベニバラオー【ベニバラオー】(果樹)
登録番号 | 第14188号 | |
登録年月日 | 2006年 3月 24日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | ベニバラオー よみ:ベニバラオー | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 米山孝之 | |
品種登録者の住所 | 山梨県甲府市落合町1254番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 米山孝之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「バラード」に「京秀」を交配して育成されたもので、果皮の色が赤、果粒が短楕円でかなり大粒の育成地(山梨県甲府市)では8月中旬に成熟する中生種である。樹の広がりは大、樹勢は強である。熟梢の太さはやや太、色は褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は少、花性は両性、花粉の多少は多である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は内巻き、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、成葉の大きさは大、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は無~極粗、中肋に対する葉柄の長さの比及び葉柄の太さは中である。穂梗の太さは中、長さは長、色は淡紅である。果房の形は有岐円錐、大きさはかなり大、長さは長、着粒の粗密、果梗の太さ及び長さは中、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさはかなり大、果皮の色は赤、果粉の多少、果皮の厚さ及び果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は崩壊性、甘味は高、酸味及び渋味は少、香気は無、果汁の多少は少、種子の数は中、形は長、大きさは大である。発芽期は早、開花期及び成熟期は中で育成地においては8月中旬である。果実の着色の難易は散光着色、花振いの多少はやや少、無核果粒の混入は少、裂果の多少は無~極少、果梗の強さはやや強、果梗と果粒の分離はやや難である。「ベニバラード」及び「ヤトミ ローザ」と比較して、果皮と果肉の分離性が易であること、種子が大きいこと、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に育成者のほ場(山梨県甲府市)において、「バラード」に「京秀」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紅房」であった。 |
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