ベニロマン【ベニロマン】(食用作物)
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登録番号 | 第6447号 |
登録年月日 | 1998年 6月 8日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ベニロマン よみ:ベニロマン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西山壽 八木忠之 平林秀介 山下浩 滝田正 本村弘美 斉藤薫 溝淵律子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「南海97号」に「対馬赤米」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑後市)における成熟期は晩生の早,稈長がやや短,穎色,芒色及び玄米の粒色が赤褐,精玄米千粒重がやや小さい水稲,粳種である。 草型は中間型,稈長はやや短,稈の細太はやや細,剛柔は中,止葉の直立の程度はやや立である。穂長は中,穂数はやや多,粒着密度は中である。穎色は赤褐-褐,ふ先色は赤褐,芒の有無と多少は多,芒色は赤褐である。玄米の形はやや円,大小及び精玄米千粒重はやや小,粒色は赤褐,光沢は中,見かけの品質は中の中,食味は下の下である。出穂期及び成熟期は晩生の早,穂発芽性はやや易,耐倒伏性は中である。穂いもち病及び葉いもち病圃場抵抗性は中,白葉枯病圃場抵抗性は弱である。アミロース及び蛋白質含量はやや高である。 「レイホウ」と比較して,芒が多いこと,ふ先色,芒色及び玄米の粒色が赤褐であること,白葉枯病圃場抵抗性が弱いこと等で,「対馬赤米」と比較して,稈長が短いこと,穂長が短いこと,芒が多いこと,耐倒伏性が弱いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に九州農業試験場(福岡県筑後市)において,「南海97号」に「対馬赤米」を交配し,平成元年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。3年から生産力検定試験,4年から特性検定試験を行い,5年以降「西海209号」の系統名で地域適応性を検討し,7年にその特性を確認して育成を完了したものである。7年は雑種第9代である。 |
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