西海観246号【サイカイカン 246 ゴウ】(草花類)
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登録番号 | 第13637号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 西海観246号 よみ:サイカイカン 246 ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡本正弘、田村克徳、梶亮太、溝淵律子、平林秀介、深浦壯一、西村実、八木忠之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「西海糯97号」(後の「ひみこもち」)に「は系赤124」(後の「ベニロマン」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑後市)における成熟期は晩生の晩、芒の多少が甚、芒色が褐の景観・観賞向きの水稲、糯である。草型は中間、稈長はやや短、稈の細太、剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長はやや短、穂数は中、粒着密度はやや密、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は褐、芒の有無と多少は甚、芒長は長、芒色は褐である。玄米の形及び大小は中、粒色は赤褐(斑)、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の下、光沢はやや不良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂発芽性は易、耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重はやや小、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-ta2、白葉枯病圃場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。蛋白質含量は中である。「ひみこもち」及び「ヒノヒカリ」と比較して、芒が多いこと、玄米の粒色が赤褐(斑)であること、出穂期及び成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に農林水産省九州農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、福岡県筑後市)において、「西海糯97号」(後の「ひみこもち」)に「は系赤124」(後の「ベニロマン」)を交配し、6年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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