ベトナム国軍 1949年~1955年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 22:21 UTC 版)
「ベトナム共和国陸軍」の記事における「ベトナム国軍 1949年~1955年」の解説
詳細は「ベトナム国軍(英語版)」を参照 1949年3月8日、エリーゼ合意(英語版)の下、バオ・ダイ皇帝を元首とするベトナム国の独立が認められ、まもなくしてベトナム国軍(英語版)(ベトナム語:Quân đội Quốc gia Việt Nam, 英語:Vietnamese National Army - VNA)の編成が行われた。 国軍はフランス極東遠征軍と共同してホー・チ・ミン率いるベトミン共産軍を相手として戦い、ナサンの戦い(英語版)、アトラス作戦、ディエンビエンフーの戦いなど、第一次インドシナ戦争の主要な戦線のほとんどに展開した。 1950年代初頭にかけて、国軍はフランス遠征軍をモデルとした近代的軍組織に再編成された。兵科は歩兵、砲兵、輜重、装甲騎兵、空挺、航空隊、海軍などに細分化され、将校の教育施設として国軍大学校が設置された。1953年には将兵全てがベトナム人となる。元植民地空軍士官のグエン・ヴァン・ヒン参謀長など、将校にはダラットのフランス軍士官学校(Ecoles des Cadres)を修了した者も多かった。 1954年にジュネーヴ協定が締結されると、フランス領インドシナは消滅したものとされ、1956年までに全フランス軍がベトナム、ラオス、カンボジアから撤退した。1955年にはゴ・ディン・ジエム首相の命により、国軍がビン・スエン派民兵の殲滅を試みている。
※この「ベトナム国軍 1949年~1955年」の解説は、「ベトナム共和国陸軍」の解説の一部です。
「ベトナム国軍 1949年~1955年」を含む「ベトナム共和国陸軍」の記事については、「ベトナム共和国陸軍」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からベトナム国軍 1949年~1955年を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からベトナム国軍 1949年~1955年を検索
- ベトナム国軍 1949年~1955年のページへのリンク