プレーオフ制度_(日本プロ野球)とは? わかりやすく解説

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プレーオフ制度 (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 11:53 UTC 版)

日本プロ野球における、プレーオフ制度(プレーオフせいど)について解説する。


  1. ^ 2010年には中日ドラゴンズ阪神タイガースが「1位同率」となる可能性があったが、仮に同率で並んだ場合でも順位決定方式の関係上プレーオフは開催されない。なお、実際には中日が単独勝率1位で優勝している。
  2. ^ 同じ例は2022年のパ・リーグで、最終日にオリックスが楽天に勝利、ソフトバンクがロッテに敗れたことによって、勝率0.539(勝敗も76勝65敗2引き分けで全く同じ)で並んだが、「直接対決の成績に勝ち越しているチームが上位とする」というルールにより、15勝10敗でリードしているオリックスが上位というルールに基づき、優勝がオリックスとなった。(参考文献:【ソフトバンク】歴史的なV逸…史上初リーグ最終日に逆転V許す 勝率で並んだオリックス2連覇」(2022年10月2日 日刊スポーツ))。この前年・2021年のパ・リーグでもオリックスとロッテが同率首位となる可能性があったが、この場合でもリーグ優勝を決めるためのプレーオフはせず、直接対決(最終的に10勝5分け10敗)でも成績がタイで終わったため、リーグ戦内での勝率が上の球団を上位とする取り決めで、この場合はリーグ戦内での勝率が上のロッテが優勝となる(参考文献:オリックスにM4点灯も パの優勝マジック 今日17日はこうなる(2021年10月17日日刊スポーツ))
  3. ^ なお、この年のメジャーリーグベースボールセントルイス・カージナルスブルックリン・ドジャースの2チームが、当時の最終戦となる154試合を終えた時点で96勝58敗(勝率.623)で並んだため、2リーグ体制確立後初のプレーオフが実施された。そのため、巨人とグレートリングの間でプレーオフが実施されていた場合、日米同時にプレーオフが実施されていたことになる。
  4. ^ 当時は引き分け再試合の制度
  5. ^ 特に1938年は南海軍が秋季リーグから参加しており、春(8チーム)と秋(9チーム)とで参加チーム数が違う点も有る
  6. ^ すなわち、通期での2位であった1977年の南海1981年の阪急は、勝率2位でありながらプレーオフに進出できなかった。同様に1973年のロッテも、前後期通算勝率上は阪急に次ぐ勝率2位であるが、ステージ優勝ができなかった上、プレーオフで通算勝率3位の南海が総合優勝したため、順位は3位となっている
  7. ^ 両軍の引き分け数の違いによっては5ゲーム差以内でも2位のチームが5連勝しても1位のチームに勝率で及ばなかったり、逆に5ゲーム差を超えて引き離されていても5連勝すれば追いつくケースも考えられるため、厳密には「5ゲーム差以内」がプレーオフ実施要件とはならない。
  8. ^ プレーオフではないが、日本プロ野球初年度の1936年にも、「敗れることがチームにとっての利益になる」という事例が生じていた。前述の通り1936年は大会での優勝チームに与えられる勝ち点が最も多いチームが優勝であったが、巨人2.5、大阪タイガース2で迎えた最後の大会で、巨人は早くも優勝争いから脱落し、対照的に大阪は優勝に大きく前進していたため、巨人優勝のためには大阪と優勝争いを繰り広げていた阪急に敗れ、大阪タイガースの単独優勝を阻止する以外に方法がなかった。結果的に巨人は0-3で阪急に敗北し、大阪タイガースの勝ち点を0.5にとどめてシーズン優勝決定戦に持ち込み、巨人がそれを制して日本プロ野球史上初のシーズン王者に輝いた。
  9. ^ 通期の勝率1位ながらV逸となるのは1982年の日本ハム以来22年ぶり。なおホークスは2022年にも勝率1位ながら(この年はオリックスと同率1位であり、当該チーム間戦績の規定による)V逸しており、平成以降のNPBで「勝率1位だが優勝できなかった」3つの例は全て同一球団ということになる。
  10. ^ 2006年2ndステージは第1戦・第2戦を札幌ドーム、第3戦・第4戦をヤフードームで開催することになっていたが、2戦で終了したためヤフードームでの対戦は行われなかった。





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