プレゲトス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 01:35 UTC 版)
「バートル (ダンジョンズ&ドラゴンズ)」の記事における「プレゲトス」の解説
第4階層プレゲトスは活火山、火山灰の丘、吹き出す炎、溶岩流、煙の噴出する穴、凄まじい魔法による火の破片の雨、灼けた砂に満ちた灼熱の荒野である。フィアーナ(英語版)閣下と大公ベリアル(英語版)がこの階層の支配者である。極端な高熱に対する適切な保護なしにこの階層に長期間滞在できる者は多くはない。首都である要塞都市アブリモク は火山のカルデラの中に冷えて堅くなったマグマを使用して建造されており、プレゲトスの野外よりはいくぶん過ごしやすい。部外者には非寛容であるが、第4階層の支配者フィアーナの重要な同盟者達はこの社会の中で地位ある者として扱われる。ピット・フィーンドのガズラ(英語版)はハマトゥラ達の指揮官であり、この都市内の水晶の宮殿に住まう。フィアーナとベリアルはこの都市内の片側に高くそびえる純粋な黒曜石で建造された宮殿に住まう。 プレゲトスの大地は常に非常に熱い。この事実と、バーブド・デヴィルの哨戒隊がいるため、多くの侵入者は常に移動をし続ける。弱い地震は日常的であり、地面からいきなり溶岩が噴出したり、前兆なく地割れが起こるのは特に異常なことではない。プレゲトスの空は暗く、星のない虚無であるが、常に噴出する幾多の火炎がゴツゴツした景観に気味の悪い照明を与えている。 液状の火の流れる河が少なくとも2つの大きな湖―そこでは炎が最も明るく燃えている―から流れ出ている。この火のような「水」には、この次元界の支配者によって遠い過去に奴隷とするために他の次元界から持ち込まれた多数のサラマンダーが棲んでいる。サラマンダーが命令を受け付けない傾向があることを考慮すればこれはうまくはいかず、大部分はベリアルの使用人と家臣によって殺された。逃げ出した生き残りのほとんどはベリアルの魔法によってプレゲトスに縛り付けられており、多人数のバーテズゥの集団は避け、ただ1人で火の河に近づく不注意な者を捕食して生き延びている。 炎の穴はバートルの根源的なエネルギーによって燃え沸き立つ、灼熱の汚物の海である。9つの階層全体のバーテズゥに対する昇進や罰のための地である。数千のオシュルス達が、ここが濫用されないよう監視している。 プレゲトスで最も多く見られる居住者はバーブド・デヴィルであるが、他のバーテズゥも同様にここに棲んでいる。 アブリモクの彼方の燃える平原には、シュメールの女神であるイナンナが、ジェラス・ハート と呼ばれる領地に住まう。
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