ブロンド号の航海とは? わかりやすく解説

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ブロンド号の航海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 23:40 UTC 版)

アンドリュー・ブロクサム」の記事における「ブロンド号の航海」の解説

ブロンド号の航海の第一目的イギリス訪問中に麻疹罹患して死亡したカメハメハ2世王妃遺体帰国させることにあった。ブロクサムが博物学者として乗船した他、王立園芸協会スコットランド人植物学者、ジェームズ・マクラエ(James Macrae)を派遣し彼の航海日記ウィリアム・ウィルソンWilliam Wilson)によって編集され1922年出版された。ブロンド号は1924年9月スピットヘッド出航し11月ブラジルリオデジャネイロに寄航したブラジル1825年1月出航しチリバルパライソ向かい2月初めに到着した陸地沿って北上し3月半ばペルーカヤオ到達した4月初めまでカヤオに留まった後、ガラパゴス島を経て5月初めにハワイ諸島到着した一行6月半ばハワイ出発しマルデン島クック諸島マウケ島寄航しチリ海岸探検するなどして1926年3月スピットヘッド帰還した。この航海では、ブロクサムはおもに鳥類収集行ったマクラエ航海記録では博物学者としての技量批判的に評されているが、収集した標本念入りに保管し、約百点に及ぶ鳥類標本のほか、昆虫貝類地質学標本持ち帰った鳥類標本には、ハワイ諸島11種の、27標本含まれる。その中には絶滅したツグミ科の種、ʻĀmaui(Myadestes woahensis)や、アトリ科の種、Oʻahu ʻakepa(Loxops coccineus wolstenholmei)がある。 チリ採集したインコ科の種、Cyanoliseus patagonus bloxamiの学名にブロクサムの名前が命名された。 聖職者として働くうちに鳥類学 への関心失い植物学に熱心な牧師、チャーチル・バービントン(Churchill Babington)やイギリス先駆的な菌学者のマイルズ・ジョセフ・バークリー知り合うことによって、植物学分野働いた菌類植物の20の種を記載し採集できた植物のリストをヒューイット・ワトソン(Hewett C. Watson)に提供しワトソンのTopographical Botany執筆貢献したイッポンシメジ科の種、Entoloma bloxamiiに献名されている。

※この「ブロンド号の航海」の解説は、「アンドリュー・ブロクサム」の解説の一部です。
「ブロンド号の航海」を含む「アンドリュー・ブロクサム」の記事については、「アンドリュー・ブロクサム」の概要を参照ください。

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