ブラックンド王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:18 UTC 版)
「最弱無敗の神装機竜」の記事における「ブラックンド王国」の解説
シングレン・シェルブリット 「蒼の暴君」の異名を持つ、ブラックンド王国白嶺騎士団の団長にして、七竜騎聖の副隊長。神装機竜〈リヴァイアサン〉の使い手。 装甲機竜が発掘された直後から頭角を現し、将軍にまで上り詰めるが、その容赦のない戦いぶりから一度は騎士の称号を剥奪されている。「災禍」によってブラックンド王国の軍の主力が壊滅したことをきっかけに再び王城に召し上げられた。旧帝国時代にはフギルとも交友があり、そのフギルに繋がる手駒としてルクスを七竜騎聖に引き入れようと策謀を張り巡らす。 外見は小柄な体躯にやや幼い顔立ちで左眼に眼帯を付けている。性格は傍若無人にして横暴、尊大かつ傲慢で強者だけを優遇し、弱者を切り捨てるという思考の持ち主。機竜使いによる支配階級の制定を目論み、その頂点に立つことを画策する野心家。 世界等級順位で二位に位置する底知れない実力者で、装甲機竜の調律を応用した非常に高度な技「戦陣」を使う。汎用機竜を操ってすらまるで神装機竜を使っているかのような非常に高い戦闘力を発揮し、ルクス達の昇格試験に介入した際には、ワイバーンより直接戦闘力の劣るドレイクを使用しているにも関わらず一方的にルクスを追い込み、時間切れで試験が終了しなければ敗北させていたほどの実力差を見せ付けた。更に、〈リヴァイアサン〉の神装も調律の支配下に置く、「戦陣」の上位技「真戦陣」を使う。機竜使いとしてだけでなく策士としても一流で、優れた観察眼と高い洞察力を持ち、ルクスが咎人の立場に甘んじている理由を見抜き、アイリが秘密を抱えていることも看破して見せた。 夜架以上の『洗礼』の術式が施されており、状況によってはエリクシルを使用した魔人の様に、左の眼孔から黒の文様が左半身を覆う。年齢に比べて年若い外見や背丈も、半身に施した洗礼の影響で成長が止まってしまった為。人外の領域に踏み込んでおり、心臓を貫かれても死ぬ事はない。 ツヴァイベルク・ギムレ ブラックンド王国白嶺騎士団に所属する老騎士。シングレンの補佐官。二メートル近くある長身。神装機竜〈タラスクス〉の使い手。 嘗ては「剣聖」と呼ばれ、ブラックンド王国近衛騎士団の団長を務めていた。為政者の手に余る実力から、王の威厳を保てない事を理由に40半ばで退役させられ、シェルブリット伯爵家の家庭教師の任を授かる。最初はその事に不満を抱いていたが、シングレンと出会う事で認識を改め、彼に英才教育を施す。その後、シングレンの覇道を見たいという理由から、彼に忠誠を誓う。 大聖域を巡る最後の戦いでは、シングレンの命でアイリを確保しようとして三和音と交戦するが、聖蝕と融合したヘイズに強襲され、その圧倒的な力の前になす術もなく殺されてしまう。
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