フレッツ・スポット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:41 UTC 版)
当初、NTT東日本においては「Mフレッツ」の名称でNTT自らは無線アクセスを提供せずフレッツ網を利用して無線アクセスを提供する飲食店やホテルなどの事業者(Mフレッツホスト)と無線アクセスの利用者(Mフレッツメイト)を募集するという独特な形態のサービスを実施していたが、後に一般的な公衆無線インターネットサービスでありNTT西日本ですでに提供されていた「フレッツ・スポット」を導入した。その後、2005年(平成17年)10月26日よりNTT東日本・NTT西日本の各契約ユーザがNTT西・東のいずれのサービスエリアでも利用可能となるローミングサービスを開始している。 サービス開始時は、無線接続を介したPPPoE接続を使う「端末認証方式(PPPoE接続によるMACアドレスで接続認証する方式)」を採用していたため、PPPoEが実装されていない携帯端末(Androidスマートフォン、アップルのiOS搭載端末、任天堂のニンテンドーDSなど)ではアクセスできなかったが、2012年よりPPPoEを必要としない「Web認証方式(NTT-BPのローミングサービスとしての提供であり、NTT東西会社が発行するID(フレッツ・スポット認証ID)とパスワード(フレッツ・スポット認証パスワード)を使って接続認証する方式)」が開始され、大多数のWi-Fi対応端末で接続が可能になった。 サービスの縮小が進んでおり、NTT東日本エリアでは2014年3月10日で「端末認証方式」の提供を終了、2016年4月28日をもって新規の加入申込受付を終了した。NTT西日本エリアでも2017年5月31日をもって新規の加入受付を終了した。 エリア NTTブロードバンドプラットフォームの公衆無線LAN設備を利用し、NTTドコモが提供するdocomo Wi-Fi、d Wi-Fiとアクセスポイントを共有していることが多い。また利用エリアはパソコンのほか、携帯電話などから探すことができる。 スターバックスコーヒー、ドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ、ロッテリア、バーガーキング、モスバーガー、ファーストキッチン、ケンタッキーフライドチキン、タリーズコーヒー、プロント、サンマルクカフェ、ガストなどに使えるアクセスポイントが多い。そのほか空港、地下鉄、JR、私鉄駅構内などで利用ができる。 料金 NTT東日本、NTT西日本ともにフレッツ契約をしていると、月額210円(税込み)で利用することができる。フレッツ非契約者の場合同945円となる。
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