フェリーチェマムイフ【フェリーチェマムイフ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6041号 |
登録年月日 | 1998年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | フェリーチェマムイフ よみ:フェリーチェマムイフ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 1月 23日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に丁字咲きの混合花粉を交配して育成されたものであり,花は濃紅色の中輪で,スプレイ仕立ての鉢物向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや低である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は赤紫,強さは中,縦じわは低,稲妻型屈曲は有,節間長は30~39㎜である。葉身長は75~99㎜,葉幅は25~49㎜,基部の形は凸形,先端部分の形は鋭尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度は中,厚さはやや厚,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない及び2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は平,花房の形は円筒形,花の大きさは90~109㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は 10.0㎜以上である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁,先端の形は尖る,外花弁の反り方は平,花弁の長さは40~49㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0109),裏面の色は濃紫赤(同9709),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは20~29㎜,総ほう部から花頂部までの高さは10~19㎜,花首の長さは100~149㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は11月上旬である。 「パコ」と比較して,茎の色が赤紫であること,花が大きいこと,花の中心部の色が外弁と異なり淡黄色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,出願者所有の育成系統に丁字咲きの混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「フェリーチェマム・イフ」であった。 |
- フェリーチェマムイフのページへのリンク