フェリーチェマムアサ【フェリーチェマムアサ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6037号 |
登録年月日 | 1998年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | フェリーチェマムアサ よみ:フェリーチェマムアサ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 1月 23日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「セイサリー」に「セイリリー」を交配して育成されたものであり,花は黄白色の小輪で,スプレイ仕立ての鉢物向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は低である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は淡褐,強さは強,縦じわはやや低,稲妻型屈曲は無,節間長は30~39㎜である。葉身長及び葉幅は50~74㎜,基部の形は凹形,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度はやや低,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色及び裏面の色は緑,光沢度は低,厚さはやや薄,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない及び2深裂する,大きさはやや小である。つぼみの形は平,花房の形は平形,花の大きさは50~69㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は10.0㎜以上である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,花弁の長さは30~39㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり緑色である。花たくの形は盛り上がったドーム状,総ほうの大きさは20~29㎜,総ほう部から花頂部までの高さは10~19㎜,花首の長さは40~59㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は11月上旬である。 「セイサリー」と比較して,開花時の草丈が低いこと,花弁の形が平弁及び丁字状花弁であること,花弁先端の形が丸いこと等で,「セイリリー」と比較して,開花時の草丈が低いこと,茎が強いこと,花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「セイサリー」に「セイリリー」を交配して得られた実生の中から選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「フェリーチェマム・アサ」であった。 |
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