フェイの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 15:13 UTC 版)
「ゼノギアスの登場人物」の記事における「フェイの家族」の解説
ウォン・カーン (Wong Karn) 声:麦人 搭乗ギア : OR・ヴェルトール フェイの父。武術の達人でありシェバトの武官を務めていた。シェバトの任務に追われるあまり、家族をかまってやることができず、結果として最悪の事態を引き起こしてしまった。フェイを連れ去りに来たグラーフに戦いを挑むもまったく歯が立たず、フェイの力の暴走、妻の死、そしてフェイの拉致という悲劇を止めることができなかった。その後、本編開始から三年前、グラーフに攫われたフェイを取り戻すため、グラーフとイドに戦いを挑み、息子を取り戻し、イドの人格を封印する。その後は息子に合わせる顔がないとして面をかぶり、「ワイズマン」を名乗って行動していた。 実はイドの人格を封印した後、既に肉体の限界が来ていたグラーフによって憑依され、肉体を乗っ取られていた。しかしカーンの精神は根強く残り、グラーフの支配が弱まった時だけ「ワイズマン」として表出していた。 カレン 声:根谷美智子 フェイの母。ミァン(0997)。元はアクヴィエリアのニサン教所属で、19年前にアクヴィエリアで大地変動が起こって「教会」がゼボイムの遺跡に気付いたことに関連して起きたアクヴィエリアでのニサン教弾圧の事件で、シェバトから派遣されたウォン・カーンと知り合った。その後、シェバトでフェイを出産、カーンの任務に従事する形で家族で地上へと降りた。良妻賢母な女性だったが、フェイが4歳の頃、ミァン (0996) が老衰で死んでミァン因子が覚醒。その後、ミァンとして行動することになる。フェイの記憶が二重三重になっていることに気がついたカレン<ミァン>はフェイを実験にかけた。後に本体との融合を求めるグラーフを呼び出した際、暴走したフェイの接触者の力がフェイ自身を襲った瞬間、カレン本来の人格が目覚めてフェイを庇って死亡。カレンが持っていたニサンのペンダントがソフィアのものかどうかは不明だが、ペンダント自体はイドが所持し続けていた。 臆病者 声:緑川光 フェイ本来の人格。「臆病者」の呼称はイドがつけたもの。 4歳の時、ミァン覚醒を起こしたカレンによって過度の人体実験を受けた「フェイ」は、その精神的苦痛から逃れるために代替人格である「イド」を形成、解離させた。これによって、実験時の苦痛から逃れていた。が、実験が始まって約10ヵ月後、グラーフが襲来した際、自身の力の暴走によってカレンが死亡。自らの手によって母を殺したという現実から逃れるためにフェイはその結果のみを押し付ける形でイドをステージに上げ、自身は「母が死んだのは自分を庇ったから」という真実も、ミァン化する前までにあった愛情に満ち溢れた記憶をも全て独り占めにし、「臆病者」として深層意識の殻の中に閉じ篭もってしまった。 フェイが意識下で認識する「臆病者」の姿は子供の姿のままであり、はっきりと姿形がとれるフェイやイドと違ってやや薄らいで見える。
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