フィリップ_(プファルツ選帝侯)とは? わかりやすく解説

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フィリップ (プファルツ選帝侯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/28 09:56 UTC 版)

フィリップ
Philip
プファルツ選帝侯
ネッカーシュタイナハの教会にあるプファルツ選帝侯フィリップの肖像
在位 1476年 - 1508年

出生 (1448-07-14) 1448年7月14日
神聖ローマ帝国
プファルツ選帝侯領ハイデルベルク
死去 (1508-02-28) 1508年2月28日(59歳没)
神聖ローマ帝国
プファルツ選帝侯領ゲルマースハイム
埋葬 神聖ローマ帝国
プファルツ選帝侯領ハイデルベルク聖霊教会
配偶者 マルガレーテ・フォン・バイエルン=ランツフート
子女 一覧参照
家名 プファルツ家
父親 ルートヴィヒ4世
母親 マルガレーテ・ディ・サヴォイア
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フィリップ(Philip, 1448年7月14日 - 1508年2月28日)は、プファルツ選帝侯(在位:1476年 - 1508年)。ルートヴィヒ4世と妃マルガレーテの一人息子。

生涯

父はフィリップが1歳の時に死去し、叔父フリードリヒ1世の後見下に置かれた。その後フリードリヒ1世は自ら選帝侯位に就き、フィリップはその養嗣子という立場になった。1476年に叔父が嫡子の無いまま亡くなり、フィリップが選帝侯位を継承した。1481年、ヨハン・ダールベルクをハイデルベルク大学に招聘した。また1499年従叔父プファルツ=モスバッハ=ノイマルクトオットー2世が亡くなり、遺領を継承した。

1503年に義兄のバイエルン=ランツフート公ゲオルクが亡くなると、遺領を巡ってバイエルン=ミュンヘン公アルブレヒト4世と3男のループレヒト(ゲオルクの婿)が対立、ランツフート継承戦争が勃発した。1505年神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の仲裁で和睦、戦後は孫のプファルツ=ノイブルク公オットー・ハインリヒの後見役を務めた。1508年に死去、プファルツ選帝侯位は長男のルートヴィヒ5世が継承、オットー・ハインリヒの後見役は四男のフリードリヒが引き継いだ。

子女

1474年バイエルン=ランツフート公ルートヴィヒ9世の娘マルガレーテと結婚、14人の子を儲けた。

  1. ルートヴィヒ5世(1478年 - 1544年) - プファルツ選帝侯
  2. フィリップ(1480年 - 1541年) - フライジンク司教ナウムブルク司教
  3. ループレヒト(1481年 - 1504年) - フライジンク司教、バイエルン=ランツフート公ゲオルクの娘エリーザベトと結婚、オットー・ハインリヒの父
  4. フリードリヒ2世(1482年 - 1556年) - プファルツ選帝侯
  5. エリーザベト(1483年 - 1522年) - ヘッセン方伯ヴィルヘルム3世と結婚、バーデン辺境伯フィリップ1世と再婚
  6. ゲオルク(1486年 - 1529年) - シュパイアー司教
  7. ハインリヒ(1487年 - 1552年) - ユトレヒト司教、フライジンク司教、ヴォルムス司教
  8. ヨハン(1488年 - 1538年) - レーゲンスブルク司教
  9. アマーリエ(1490年 - 1534年) - ポメラニア公ゲオルク1世と結婚
  10. バルバラ(1491年 - 1505年)
  11. ヘレネ(1493年 - 1524年) - メクレンブルク公ハインリヒ5世と結婚
  12. ヴォルフガング(1494年 - 1558年) - ノイマルクト宮中伯
  13. オットー・ハインリヒ(1496年)
  14. カタリーナ(1499年 - 1526年)
先代
フリードリヒ1世
プファルツ選帝侯
1476年 - 1508年
次代
ルートヴィヒ5世

「フィリップ (プファルツ選帝侯)」の例文・使い方・用例・文例

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