フィクションやメディアでの扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 15:38 UTC 版)
「若返りの泉」の記事における「フィクションやメディアでの扱い」の解説
若返りの泉という言葉は、寿命を延ばす可能性のあるものを指すメタファーとして使われ、また若返りを扱う物語ではしばしばプロット装置として使われる。 ナサニエル・ホーソーンは著書「ハイデッガー博士の実験」で、伝説的な治癒を求めてフロリダへ思い違いの旅をするよりも、前向きな考え方こそがよりよい治療薬になると論証するため、若返りの泉の表現を用いた。 オーソン・ウェルズは泉の伝説に基づいた1958年のテレビ番組を監督・出演した。 ティム・パワーズは18世紀の海賊とブードゥー教を題材にした冒険小説『幻影の航海』(日本語訳では後に『生命の泉』と改題)の中で泉について言及した。 1953年にウォルト・ディズニー・カンパニーが制作したアニメ『ドナルドの魔法の泉』では、ドナルドダックが若返りの泉らしきものを発見し、甥っ子に泉の力で本当に若返ったふりをする。 マーベル・コミックは、1974年に Man-Thing で、後に The Savage She-Hulk でも、入れば若返るが同時に無能化されてしまうという「泉」を登場させ、2005年にはDCコミックスシリーズ Day of Vengeance にも泉が登場した。 マイクロソフト社とアンサンブルスタジオによるゲーム『エイジ オブ エンパイアIII』のキャンペーンでは、泉とその水は主要なプロット装置として使われた。 さらに近年、ダーレン・アロノフスキー監督による2006年の映画『ファウンテン 永遠につづく愛』では、若返りの泉の伝説をモチーフに、生命の木を探す登場人物たちが描かれる。 2011年の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は前述のパワーズの小説を原案とし、若返りの泉(劇中では「生命の泉」)が最終目的地とされている。 また、イギリスのコメディ The Mighty Boosh にも、登場キャラクターのヴィンス・ノワールとハワード・ムーンが若返りの泉を探しに行くエピソードがある。
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