ピンクプロミス【ピンクプロミス】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11039号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ピンクプロミス よみ:ピンクプロミス |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 2月 21日 | |
品種登録者の名称 | タキイ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 飯牟礼俊郎、蔭山節雄、加藤昌美 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有のシンテッポウユリの育成系統に「ルレーブ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の鮮紫ピンク色で、ヤマユリ型の切花向きの品種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は12~15㎝、光沢は無、数は中、着生角度は90~119゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは90~119゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150~179㎜、内花被の幅は50~59㎜、長さは13~17㎝、外花被の幅は30~39㎜、長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部はピンク白(JHS カラーチャート9201)、地色及び中肋部は鮮紫ピンク(同9204)、縁部は紫ピンク(同9203)、裏面は淡紫ピンク(同9202)である。内花被1枚の斑点の数は20~29、外花被は1~9、つぼみの色は穏紫ピンク(同9712)及び浅黄緑(同3103)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅣ型、内花被先端の形状はⅠ型、反転の程度はⅤ型、外花被先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60~89㎜、花梗の太さはかなり細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60~89゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは強、開花期は中である。「メデューサ」と比較して、花弁の基部の色がピンク白であること、内花被の斑点の数が少ないこと等で、「ソルボンヌ」と比較して、花弁縁部の色が紫ピンクであること、内花被の斑点の数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有のシンテッポウユリの育成系統に「ルレーブ」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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