ブラームス:ピアノソナタ 第2番 嬰ヘ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ブラームス:ピアノソナタ 第2番 嬰ヘ短調 | Sonate für Klavier Nr.2 fis-Moll Op.2 | 作曲年: 1852年 出版年: 1854年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro non troppo, ma energico | 6分00秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante con espressione | 5分30秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Scherzo: Allegro | 4分00秒 | No Image |
4 | 第4楽章 Mov.4 Finale: Introduzione (Sostenuto) - Allegro non troppo e rubato | 10分30秒 | No Image |
作品解説
第1曲のソナタより以前の、1852年11月にハンブルクで完成された作品。ブラームスが19歳のときにかかれたもので、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンからの影響が濃くみられる。表現内容の振幅が激しく、劇的であり、また感傷味を秘めている、若きブラームスの意欲作である。作品1と同じく、古典派的でありながら、新ロマン主義への接近も感じさせる。
第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ、マ・エネルジーコ。嬰ヘ短調、四分の三拍子。ソナタ形式をとる。この第2番でも第1楽章の冒頭主題が全体の主要主題と密接に関連している。
第2楽章:アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ。ロ短調、四分の二拍子。主題と、幻想的でかつ即興的な3つの変奏とからなる。中世のミンネゼンガーのクラフト・フォン・トッゲンブルクの歌、冬に森も林も荒涼となるのは淋しい、という内容の「冬の旅」に霊感を得たものであるといわれている。切れ目なしに、次の楽章へ入る。
第3楽章:スケルツォ、アレグロ。ロ短調、八分の六拍子。三部形式をとるが、前の楽章の変奏を主題としているので、3楽章全体が前の楽章をしめくくるような役割をもっている。
第4楽章:ソステヌート、イ長調の序奏と、アレグロ・ノン・トロッポ・エ・ルバート、嬰へ短調の主部からなる。序奏は、主部と動機的に密接に関連しており、また楽章の最後でも自由な形で再現し、全体を統一する役目を果たしている。
ミャスコフスキ:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ヘ短調
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