ビトゥイン・ザ・レッグズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:56 UTC 版)
「スラムダンク (バスケットボール)」の記事における「ビトゥイン・ザ・レッグズ」の解説
片足踏み切りでジャンプする人は、その直前か跳躍時にボールは一般的に利き手とは逆の手に渡しておく(両足ジャンプの場合、ボールを落とさないよう両手でボールを保持するので、この移行はコンマ数秒遅れることが多い)。飛び上がった空中で、プレイヤーは一般に上げた片脚の下側でボールを利き手へと移す。最後に、ボールは利き手で上方に持ち上げられ、バスケットリングを突き通る。 日本ではこれを「レッグスルー」との造語で呼ぶのが通例である。 ビトゥイン・ザ・レッグズのダンクは、1994年のNBAスラムダンクコンテストでアイザイア・ライダー(英語版)によって人気を集めたこともあり 、技自体はその10年前のNBAコンテストでオーランド・ウールリッジ(英語版)が独自に行ったダンクにもかかわらず、俗に「ライダーダンク」と呼ばれることも多い。それ以来、この技はNBAコンテストで多くの参加者によって試みられており、他のコンテストでも定番となっている。要求される手と目の調整、柔軟性、滞空時間によるその難度から、ビトゥイン・ザ・レッグズは競り合いの激しい試合用ではなく、一般的にエキシビジョンやコンテストのためにある。 リッキー・デイビス はこのダンクをNBAの試合で何とかやり遂げたが、彼とジョシュ・スミスは試合中にやろうとして少なくとも1回は失敗している。 開始やフィニッシュにおける手や上げる脚の組み合わせにより、基本のビトゥイン・ザ・レッグには多くのバリエーションがあり、他のどれよりも多い。例えば、1997年フランスのダンクコンテストで、Dali Taamallahは左手でボールを持って右足で跳躍し、滞空中のダンク完了前に左手のボールを右足の下側で右手に移した。NBAのジェイソン・リチャードソンは、自分自身へのロブパス(山なり軌道のパス)やバックボードを使うセルフパスなど、いくつかの有名なビトゥイン・ザ・レッグズのバリエーションを開拓している。独立系競技者のShane 'Slam' Wiseは、ボールのカフ留めで脚の下を移行しての両手ダンクを紹介した。多くの選手が片手または両手での背面ダンクで終えるものの、恐らくこのダンクの最も有名な変種は360°スピンとの組み合わせで、「360(スリーシックスティ)ビトゥイン・ザ・レッグズ」と呼ばれている。運動能力と滞空時間が必要なため、このダンクは観衆に好まれ、全ダンクの頂点としてプレイヤーに称賛されている[要出典]。
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