パペット・ソルジャー・プラン(PSプラン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/27 15:59 UTC 版)
「バイオニューラルデバイス」の記事における「パペット・ソルジャー・プラン(PSプラン)」の解説
第2次ハフマン紛争以前の2089年に極秘裏に研究されていた、名の通り兵士を人形のように操る計画である。戦場で傷つき、脳死状態となったパイロットの脳に改造を施し、獣のような闘争本能、運動能力、反射神経を強化する。脳死状態に限定するのは感情や記憶といった人間の情緒に関わる部分が暴走を引き起こすためであり、中には捕らえた捕虜に拷問を繰り返して意図的に脳死状態を作り出すようなことも行われていた。 2089年は第2次ハフマン紛争直前であり、O.C.U.、U.S.N.両軍は国際的緊張を考慮した軍事行動を行わざるを得なかったため、それらの活動は両国に雇われた傭兵達が担当していた。この計画では彼らがマテリアル候補となり、BD計画同様、多くの傭兵達が行方不明となっている。傭兵はその特性ゆえ経歴やパーソナルデータが不明確であり、秘密裏に実験を行う格好の素材であった。同様の理由で、孤児も「医療目的」で集められ、プランの実験台となっている。 計画自体は順調であったとは言い難く、成功例の実験機”ヴァンパイア”でも生前の記憶が暴走を引き起こし、制御は容易ではなかった。さらに真相を知り得た一部の傭兵部隊で構成された「対吸血部隊」の攻撃に加え、計画内でも裏切り者が発生し、クライアントはプランそのものを凍結。一連の真相は闇に葬られた。 人を機械のように操る発想、戦場の兵士をマテリアルとする点はBDのそれに通じるものがある。また、プラン壊滅後あまり間を置くこともなくBD計画が軌道に乗り始めたことから、プラン自体は失敗であったが、後のBDの開発に大きな影響を与えた。
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