バリエーションと試作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:54 UTC 版)
「グロスフスMG42機関銃」の記事における「バリエーションと試作品」の解説
1944年、資材不足から新たなバージョンが開発された。MG45(または MG42V)と呼ばれるもので、使用材料をさらに減らして9kgまで軽量化したが、発射速度は毎分1,800発以上と限界まで高められた。最初の試験は1944年6月に行われたが量産に至らず、結局10丁だけが試作された。MG42Vの設計の一部は戦後、ローラーディレード・ブローバック方式を採用したH&K社の小火器や、スイスのMG710に引き継がれている。 M53(クロアチア語版) ユーゴスラビアが第二次世界大戦後の賠償金代わりとしてドイツから兵器製造機械を譲り受けて生産した。口径は7.92mmのままである。 MGm/62 デンマークがドイツから輸入したMG42/59(MG1)。銃架はデンマークで製造した物を使用している。 MG51(英語版、ドイツ語版) 1951年にスイスが正式採用した機関銃。MG42に類似した構造となっているが、閉鎖機構にローラーではなくタブを採用し、切削加工のレシーバーの前方にプレス加工のバレルジャケットを取り付けるなど独自性が見られる。弾薬はスイス独自の7.5x55mm スイス弾。 MG74 オーストリアのステアー社がライセンス生産していたMG42に独自の改良を加えて製造した機関銃。 詳細は「MG74」を参照 T24機関銃 アメリカでリバースエンジニアリングによってMG42のコピーを試みた機関銃。2丁のみが試作された。.30-06スプリングフィールド弾仕様。 ドイツ(西ドイツ)で第2次世界大戦後に製造されたものとして、MG42を7.62x51mm NATO弾仕様に再設計されたMG42/59やラインメタルMG1、発射速度の調整のできる改良型・MG3があり、これはドイツ連邦軍(Bundeswehr)に採用されている。また、他の国々でも派生バージョンやMG3を採用しており、現在に至るまで運用されている。 詳細は「ラインメタルMG3」を参照
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