バウンドテニス
歴史と沿革
「バウンドテニス」は、ラケットボールを原型にし、テニスと同様のルールで、狭い場所でも手軽にでき、しかも運動量も十分にあるスポーツとして、メルボルンオリンピックで活躍したレスリングのゴールドメダリスト笹原正三によって、昭和55年に考案、開発されました。「バウンド」とは、ボールがよく“弾む”(バウンド)こと、“限られたスペース”でできる(バウンダリー)ことに由来しています。
文部科学省主催による生涯スポーツの祭典「全国スポーツ・レクリエーション祭」には、第1回大会(昭和63年)より正式競技種目として採用されており、さらに、各都道府県ならびに市区町村教育委員会の協力を得て、全国への普及も順調に進展しています。また、各都道府県あるいは地域ブロック(9ブロック)を単位とした選手権大会・親善交流大会が開催され、その頂点をなす全日本選手権大会も毎年盛大に開催されています。
レクリエーションスポーツとしても、競技スポーツとしても楽しめる生涯スポーツ「バウンドテニス」で、ぜひ、あなたも心地よい汗を流してください。
競技方法
テニスコートの約1/6のスペースがコートのサイズ。ネットは組立式で手軽にセットできるので、場所を取らず、体育館やコミュニティーセンターなどを気軽に利用できます。
競技性を持ち合わせたシングルス、ダブルスに加え、1分間に何回ラリーが続くかを競う、大人数で楽しめるチーム対抗の「BTラリー戦」という種目もあります。
硬式テニスと技術、戦術、ルール、打球感などが極めて類似し、ソフトテニス、卓球経験者には共通した部分が多いため早く上達でき、セカンドスポーツとしてその醍醐味を楽しんでいる方がたくさんいます。また、バウンドテニスで培った技術はテニスにも有効ですので、ジュニアテニス、ソフトテニスの部活動のリードアップスポーツとしても注目されています。
16歳以上の[フリーの部]、45歳以上の[ミドルの部]、60歳以上の[シニアの部]、という年齢別カテゴリーもあり、自分に合ったプレーを無理なく楽しめます。
ルール
サービスは1球のみです。両足をコートにつけ、腰よりも低い高さで打ち、対角線のコートに入れます。急に入らなくなってしまう「サービス病」も、はやっているようです。4打目からはボレーもOK。特にダブルスでは、ネットプレーの差で勝敗が決するといわれています。なお、ダブルスは、4人が必ず交互に打たなければなりません。
試合は9ゲームマッチ(シニアは7ゲームマッチ)。つまり5ゲーム先にとれば勝ちです。ただし、4-4になった時はタイブレークゲームを行い、勝敗を決します。4ポイントを先にとれば、1ゲームを取れます。ただし、3-3の時はジュースといい、その後は2ポイント連取したほうがそのゲームに勝ちます。
道具、コートなど
コートの大きさは、幅3m、長さ10mの長方形で、通常は体育館の床に人工芝コートを設置します。組立式ネットの高さは50cm。
硬式テニスラケットをそのまま縮小した形状のラケットの長さも50cm。ボールは直径6cm弱のゴム製。ソフトテニスのボールよりも小さくやや硬めです。
公認用具はバウンディジャパン株式会社が取り扱っています。
バウンドテニス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 03:43 UTC 版)
バウンドテニスは、ラケットボールを基に日本で考案された、テニスに似たニュースポーツである。
- ^ バウンドテニスの歴史・沿革公益財団法人笹川スポーツ財団(2021年8月12日閲覧)
- ^ バウンドテニスの概要公益財団法人笹川スポーツ財団(2021年8月12日閲覧)
- ^ バウンドテニスの公認用具一般財団法人日本バウンドテニス協会(2021年8月12日閲覧)
- ^ バウンドテニスのルール公益財団法人笹川スポーツ財団(2021年8月12日閲覧)
- 1 バウンドテニスとは
- 2 バウンドテニスの概要
「バウンドテニス」の例文・使い方・用例・文例
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