ハーモニカ・プロ演奏家の登場とは? わかりやすく解説

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ハーモニカ・プロ演奏家の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:21 UTC 版)

ハーモニカ」の記事における「ハーモニカ・プロ演奏家の登場」の解説

ハーモニカ隆盛流れ乗って川口章吾 (Kawaguchi Syōgo)、佐藤秀廊 (Satō Hiderō)、宮田東峰 (Miyata Tōhō)などのプロ演奏家生まれた1913年大正2年)、ハーモニカの父・川口章吾がホーナー社のダブルリード・ハーモニカを改良し川口章考案日本式複音ハーモニカ完成させた。日本では主にこの複音ハーモニカ使われた。 その後日本画家志していたが、関東大震災右肩負傷した佐藤秀廊が、ハーモニカへの夢を捨てきれず、実にトリッキー複音ハーモニカ奏法開発完成させた。これにより日本ハーモニカは、益々発展するその後佐藤秀廊が、南ドイツのトロッシンゲン(Trossingen) に於いて1926年大正15年)「世界ハーモニカ生誕100年祭」に日本代表として渡欧し1927年昭和2年)の「世界ハーモニカ生誕100年コンクール」に参加して優勝し、「信じられないほどの高度のテクニック」(ティ・ツァルト紙評) と讃えられる。彼はホーナー社と契約を結び、ヨーロッパ各地9カ国で100回以上演奏会を開きホーナー社とハーモニカ普及貢献した彼の編み出したベース奏法分散和音奏法音楽界一般にアルペジオ奏法呼んでいるが、意味は同じである。)など独自の奏法当時ヨーロッパ人にとって驚異的な技法だった。日本人としての音楽性海外認められ第一号でもあり、佐藤秀廊の偉業日本音楽界での一つ金字塔となったこの頃から楽器ドイツ製のオリジナルとは音の配列が違うものが、川口章考案日本式複音ハーモニカとして開発されアジア広範囲Japanese Style Harmonica として広まり主流となった

※この「ハーモニカ・プロ演奏家の登場」の解説は、「ハーモニカ」の解説の一部です。
「ハーモニカ・プロ演奏家の登場」を含む「ハーモニカ」の記事については、「ハーモニカ」の概要を参照ください。

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