ハード面の進歩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 16:03 UTC 版)
当初WAPはジェイドメタル社のゼニスをはじめとして機動性に特化した機体が多かったが、ディアブルアビオニクス社のフロストの大ヒットを受け、重装甲と積載量の強化を狙った機体開発も進められていくこととなる。また、第2次ハフマン紛争以降は多様なバックパックの装備に合わせ、偵察や対電子戦に特化した仕様の機体開発が進められている。技術力と競争力の面から脱落していく企業が少なくない一方、新規参入も絶えず、そこには癒着に関する噂が絶えない。 ともあれメーカー間の開発競争は激しく、紛争以前は既存兵器の陰に隠れる形であったWAPが次第に戦略の中心に成り代わっていく様子がわかる。基本的には陸上兵器だが、2112年に到るまでには一部機種では水中戦や宇宙での活動を視野に入れたWAPの開発も進められている。 反面、取り回しの平易さから型落ち品や軍からの流出品もしくは鹵獲品等が闇市場に出回るなど問題となっている。現に主人公が正規軍もしくはそれに準ずる機関に所属している『4th』(ECサイド)『5th』等では装備品は概ね支給品で統一されているが、他のタイトルでは必ずしもそうであるとは限らない。WAPは安易にテロリストや犯罪組織の戦力になるなど問題となっている。 また、量産兵器としての側面が強いWAP産業であるが、既に第2次ハフマン紛争時には一部エースパイロット向けに性能を押し上げたアドバンスドモデルが支給されている。また、極一部を対象に専用機も生産されている。各国軍はWAPに対し、割と鷹揚に予算を取っているようで、O.C.U.では戦績に応じた装備支給、クリップカード等のような制度を設けている。また、軍内外を問わず、改造は盛んであり、民間でも闘技場やWAPスポーツは盛況である。
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