ノボロギクとは? わかりやすく解説

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の‐ぼろぎく【野襤褸菊】

読み方:のぼろぎく

キク科一年草または二年草道端などにみられ、高さ約30センチ赤み帯び不ぞろい羽状切れ込みがある。主に春から夏、黄色管状花からなる頭状花をつける。ヨーロッパ原産帰化植物

野襤褸菊の画像
撮影おくやまひさし

野襤褸菊

読み方:ノボロギク(noborogiku)

キク科の一~二年草薬用植物


野襤褸菊

読み方:ノボロギク(noborogiku)

キク科一年草


ノボロギク

ノボロギク
科名 キク科
別名:
生薬名: -
漢字表記 野襤褸菊
原産 ヨ-ロッパ
用途 ヨ-ロッパ原産一年草帰化植物となり、荒地道端自生してます。ヨ-ロッパでは、民間薬として全月経痛疝痛せんつう」などに煎じて用います
学名: Senecio vulgaris L.
   

野幌菊

読み方:ノボロギク(noborogiku)

キク科の一~二年草薬用植物

学名 Senecio vulgaris


野襤褸菊

読み方:ノボロギク(noborogiku)

キク科の一~二年草薬用植物

学名 Senecio vulgaris


ノボロギク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 20:02 UTC 版)

ノボロギク
Senecio vulgaris(1885年)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類II Euasterids II
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: サワギク連 Senecioneae
: キオン属 Senecio
: ノボロギク S. vulgaris
学名
Senecio vulgaris L. (1753)[1]
和名
ノボロギク(野襤褸菊)、オキュウクサ、タイショウクサ
英名
common groundsel
old-man-in-the-spring
亜種
  • S. v. subsp. denticulatus
  • S. v. subsp. vulgaris
分布図

ノボロギク(野襤褸菊、学名: Senecio vulgaris)は、キク科の越年生または一年生の広葉雑草ヨーロッパ原産で、日本では帰化植物の一つ。

和名は「野に生えるボロギク」の意で、ボロギクとはサワギクのこと。オキュウクサタイショウクサともいう。中国名は、歐洲千里光(別名:歐洲黃菀)[1]

形態・生態

一年生の草本[2]は中空で、高さ20 - 40センチメートル (cm) に直立し[2]、多数に分枝してを形成する。はうす緑色から赤紫色。水分が多く、まばらに毛がある[2]

子葉は長楕円形で、葉先はややとがる。成互生し、不規則に羽状の切れ込みがあり、基部で広がって茎を抱く[2]。色は濃緑色で厚く、やや光沢があり[2]、表面にははほとんどない。長さ3 - 5 cm、幅1 - 3 cm。

開花は通常5 - 8月、温暖な地域ではほぼ一年中[2]は1 cm程度の頭状花序で、黄色筒状花だけの花をつける[2]総苞は円同型で、総苞外片は長さ1 - 3ミリメートル (mm) で上半部は黒色、総苞内片は長さ6 mmで緑色をしている[2]。筒状花は、花冠の先端が5裂し、白色の冠毛がある[2]

果実痩果で、円柱状で10本の脈がある[2]種子は長い白色冠毛を持ち、風にのって飛散し、繁殖する。

生育適温は7 - 35℃、25℃が最適温度である。積雪地以外では、一年中発生する。

分布・生育地

ヨーロッパ原産[2]。世界中の寒冷地 - 亜熱帯に分布する。日本では明治初期にヨーロッパから入り[2]北海道から沖縄まで全国に分布する。

耕作地では一般果樹園、水田転作畑によく見られ、道端空き地にも自生する。

人間との関わり

畑地では強害雑草となることがある。有毒で食用には出来ない。

収斂性

過去には血止めのために鼻血などの際に使用されたが、今日はピロリジジンアルカロイドの毒性のため推薦されない。

脚注

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Senecio vulgaris L. ノボロギク(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年8月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 長田武正 1976, p. 75.

参考文献

関連項目

外部リンク


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