ナハル・メアロットとは - わかりやすく解説 Weblio辞書

ナハル・メアロット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/25 08:00 UTC 版)

ナハル・メアロット (Nahal Me'arot) ないしナハル・マアロット (Nahal Ma'arot)^{[注釈 1]}は、イスラエルのカルメル山西側斜面にある渓谷で、ヘブライ語で「洞窟群の渓谷」を意味する^[1]。その名が示すように、人類の進化の研究上重要な4つの洞窟群が残っている地域であり、およそ50万年前からの進化の推移を伝える点や、ネアンデルタール人と現生人類の関わりを示す遺跡が存在する点などが評価され、「人類の進化を示すカルメル山の遺跡群:ナハル・メアロット（ワディ・エル＝ムガーラ）の洞窟群」の名で2012年にUNESCOの世界遺産リストに登録された。

脚注

注釈

^ 世界遺産登録名では Nahal Me'arot と表記されているが、イスラエル政府の推薦書では Nahal Ma'arot と表記されていた。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ICOMOS (2012) p.33
^ 内村 (2005) p.232
^ ^a ^b ICOMOS (2012) p.34
^ ^a ^b ^c ^d 河合 (1999) p.76
^ “Garrod, Dorothy Annie Elizabeth”. Complete Dictionary of Scientific Biography. Encyclopedia.com. 2014年2月14日閲覧。
^ ストリンガーほか (1999) p.16
^ ICOMOS (2013) p.39
^ ICOMOS (2012) p.35
^ ストリンガーほか (1997) pp.72-73
^ ^a ^b ^c ^d ^e The State of Israel (2011) p.18
^ The State of Israel (2011) p.40
^ ストリンガーほか (1999) p.77
^ ストリンガーほか (1999) p.71
^ 河合 (1999) pp.76, 79
^ 河合 (1999) p.80
^ ^a ^b ^c ストリンガーほか (1997) pp.179-180
^ Coppa, A; Grün, R; Stringer, C; Eggins, S; Vargiu, R (Sep 2005). (abstract) “Newly recognized Pleistocene human teeth from Tabun Cave, Israel”. Journal of Human Evolution 49 (3): 301–15. doi:10.1016/j.jhevol.2005.04.005. ISSN 0047-2484. PMID 15964608.
^ 河合 (1999) pp.76, 78
^ ^a ^b ^c Vanhaeren et als. (2006) pp.1785-1786
^ 河合 (1999) p.78
^ 内村 (2005) pp.232-233
^ ロバーツ (2013) p.104
^ 河合 (2009) p.114
^ ストリンガーほか (1999) pp.167-168
^ 河合 (1999) pp.78-79
^ 河合 (1999) pp.79-80
^ ロバーツ (2013) pp.106-107
^ 河合 (1999) pp.80-81
^ ロバーツ (2013) pp.105-106
^ ロバーツ (2013) p.107
^ Vanhaeren (2006) pp.1785-1788
^ 河合 (2010) pp.203-204
^ 河合 (2009) p.91
^ “Sites of Human Evolution at Mount Carmel: The Nahal Me’arot / Wadi el-Mughara Caves” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2023年5月9日閲覧。
^ The State of Israel (2011) pp.16, 18
^ The State of Israel (2011) pp.40-41
^ Gamble and Stringer (1997)
^ ICOMOS (2012) p.32
^ 古田陽久古田真美 (2009) 『世界遺産ガイド - 暫定リスト記載物件編』シンクタンクせとうち総合研究機構、p.73
^ IUCN (2012) p.101
^ IUCN (2012) p.100
^ IUCN (2012) pp.100-101
^ 日本ユネスコ協会連盟監修 (2013) 『世界遺産年報2013』朝日新聞出版、p.14
^ 世界遺産アカデミー監修 (2013) 『世界遺産検定公式過去問題集2・1級』マイナビ、p.111
^ 古田陽久古田真美監修 (2012) 『世界遺産ガイド - 世界遺産条約採択40周年特集』シンクタンクせとうち総合研究機構、p.65
^ 西和彦「第三六回世界遺産委員会の概要」（『月刊文化財』2012年11月号）、p.49
^ 谷治正孝監修 (2013) 『なるほど知図帳・世界2013』昭文社、p.136
^ 正井泰夫監修 (2013) 『今がわかる時代がわかる世界地図・2013年版』成美堂出版、p.140
^ ^a ^b ICOMOS (2013) p.41