聖書ゆかりの遺丘群-メギド、ハツォル、ベエル・シェバとは? わかりやすく解説

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聖書ゆかりの遺丘群-メギド、ハツォル、ベエル・シェバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 20:13 UTC 版)

聖書ゆかりの遺丘群-メギド、ハツォル、ベエル・シェバ[注釈 1](せいしょゆかりのいきゅうぐん メギド、ハツォル、ベエル・シェバ)はイスラエルの世界遺産のひとつであり、同国内に200ほど残る遺丘(テル)の中でも特に代表的で、旧約聖書にも登場する3つの丘が対象となっている。これらは単に旧約聖書で言及されていることだけに意義があるのではなく、古代の水利施設の遺構や、近隣諸地域の建築様式の影響が見られる建造物跡など、青銅器時代から鉄器時代にかけての都市や文化交流の様子を伝えていることも重要である。


注釈

  1. ^ これら3つの遺丘については様々な表記の揺れが存在するが、この記事では『新共同訳聖書』(日本聖書協会)の表記に従っている。その表記はフィンケルシュタイン & シルバーマン (2009)、長谷川 (2013) などの表記とも一致する。
  2. ^ ハルマゲドンの語源については異説もあるが(cf. 小河陽 訳 (1996) 『ヨハネの黙示録』岩波書店、補注pp.5-6)、世界遺産の推薦および評価・勧告ではメギドとする説が採られているので、この記事では深入りしない。

出典

  1. ^ 長谷川 (2013) pp.40-42
  2. ^ 長谷川 (2013) pp.50-57
  3. ^ ICOMOS (2005) p.122
  4. ^ a b c Biblical Tels - Megiddo, Hazor, Beer Sheba : Multiple Locations(World Heritage Centre)
  5. ^ a b c The State of Israel (2003) p.81
  6. ^ a b c d e f g h ICOMOS (2005) p.123
  7. ^ ヨシュア記12章1節 - 21節、同17章11節 - 12節。章・節は新共同訳聖書による。以下同じ。
  8. ^ 士師記1章27節
  9. ^ 士師記5章19節
  10. ^ 歴代誌下35章20節 – 24節
  11. ^ 秋山 (2005) pp.361, 451
  12. ^ a b c ICOMOS (2005) p.125
  13. ^ フィンケルシュタイン & シルバーマン (2009) pp.170-171
  14. ^ 列王記上9章15節
  15. ^ 列王記9章19節
  16. ^ フィンケルシュタイン & シルバーマン (2009) p.170
  17. ^ フィンケルシュタイン & シルバーマン (2009) pp.253-254
  18. ^ 長谷川 (2013) p.169
  19. ^ a b 『21世紀世界遺産の旅』小学館、2007年、p.263
  20. ^ 長谷川 (2013) p.114
  21. ^ ヨシュア記11章1節 - 11節。
  22. ^ 士師記第4章1節 - 24節。
  23. ^ 秋山 (2005) pp.471-472
  24. ^ a b c d 長谷川 (2013) pp.115-116
  25. ^ a b c d e f g ICOMOS (2005) p.124
  26. ^ 列王記上9章15節。なお、文中に直接「要害」の語は登場しないが、それについては、秋山 (2005) p.349を参照した。
  27. ^ 列王記下15章29節。
  28. ^ フィンケルシュタイン&シルバーマン (2009) p.115
  29. ^ a b c d 長谷川 (2013) p.84
  30. ^ 創世記21章22節 - 32節。
  31. ^ 創世記26章26節 - 33節。
  32. ^ 長谷川 (2013) pp.83-84
  33. ^ 秋山 (2005) p.393
  34. ^ ICOMOS (2005) pp.122, 147
  35. ^ a b c d e f ICOMOS (2005) p.128
  36. ^ 世界遺産アカデミー監修 (2012) 『すべてがわかる世界遺産大事典・上』マイナビ、p.220
  37. ^ 『新訂版 世界遺産なるほど地図帳』(講談社、2012年)、p.137
  38. ^ 古田陽久 古田真美 監修(2011) 『世界遺産事典 2012改訂版』シンクタンクせとうち総合研究機構、p.76
  39. ^ 日本ユネスコ協会連盟 (2006) 『世界遺産年報2006』平凡社、p.26. 以降、『世界遺産年報2013』(朝日新聞出版)でも変化なし。
  40. ^ 谷治正孝監修 (2013) 『なるほど知図帳・世界2013』昭文社、p.147
  41. ^ 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版』ブリタニカ・ジャパン、2011年


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