ナハパーナとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ナハパーナの意味・解説 

ナハパーナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 10:08 UTC 版)

ナハパーナ

ナハパーナNahapana、在位:西暦119年頃 - 124年頃、恐らくは前後にもっと長い。)は古代インド北西部を支配した西クシャトラパ、クシャハラータ朝の最後の王。

前王ブーマカの跡を継いで王となり、恐らくはクシャーナ朝支配下の総督(クシャトラパ)として北西インドの統治に当たっていた。彼は活発な軍事活動を行って領土を拡大し、インド亜大陸北西部と中央部の一部を含めた広大な領域を支配し、クシャーナ朝から自立した。

しかし総督を意味する「クシャトラパ」の称号はそのまま継続して用いられ、ナハパーナは独自に大総督マハークシャトラパ mahakshatrapa)、王(ラージャ raja)を名乗った。

しかし中央インドの大国サータヴァーハナ朝(アーンドラ朝)の英王ガウタミープトラ・シャータカルニとの戦いに敗北し、中央インドの征服地を失い彼自身も恐らくは死亡した。

これによってクシャハラータ朝による西クシャトラパ支配は終焉を迎えたが、ナハパーナの娘婿ウサバダータが別に独自の勢力を持っていたことがわかっている。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ナハパーナ」の関連用語

ナハパーナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ナハパーナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのナハパーナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS