エル=ワド洞窟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/09 09:12 UTC 版)
「ナハル・メアロット」の記事における「エル=ワド洞窟」の解説
エル=ワド洞窟 (El-Wad cave) は「渓流の洞窟」の意味で、一連の洞窟の中では長さと深さの点で一番である。ギャロッドの調査対象になった洞窟のひとつであり、中期旧石器時代から新石器時代に該当する約6万年前から6000年前の遺物が発見されており、登録対象の中では唯一亜旧石器時代と新石器時代に属する層を含む。 ナトゥフ文化期の石の住居の痕跡や100体分以上に該当すると思われる人骨が発見された墓所とも見なされている遺跡が見つかっている。また、付随する段丘では農耕や牧畜の痕跡が発見されており、狩猟採集生活からの移行を示すと見なされている。 エル=ワドの洞窟と段丘 エル=ワドの埋葬遺跡 エル=ワドで出土した人骨
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