ドレル・ロナ
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「機動戦士ガンダムF91の登場人物」の記事における「ドレル・ロナ」の解説
Dorel Ronah 声 - 草尾毅 カロッゾの長男。18歳。アニメ版劇中では明確な描写はないものの、ナディアが母親ではなく、ベラとは異母兄妹である。小説版では設定が異なり、ナディアとの子とされる(漫画『F91プリクエル』でも同様)。 ベルガ・ダラスに搭乗するC・VのMSパイロットであり、10代ながらMS15機からなる第3戦闘大隊(ドレル大隊)を率いる指揮官でもある。小説版によれば、親の七光りではなく実力でこの地位を手に入れており、マイッツァーやほかの隊員たちの間ではニュータイプではないかと噂されている。また、もうひとりのC・Vのエース・パイロットであるザビーネ・シャルにはライバル意識を持っている。 フロンティアIV侵攻の際にベラを捜索、彼女が着けているイヤリングから発信するレーザー・パルスを頼りに発見し、迎賓館に連れて行く。 小説版では、その後3月19日からのフロンティアIIおよびIIIの制圧の指揮を執るが、コロニーを無傷で手に入れるためにMSを使わず陸戦部隊によったため、制圧完了は4日後の22日までかかっている。 その後、フロンティアI鉱区の坑道の制圧に当たり(小説版では鉱区中央部にある核融合発電場を占拠)、完了後命令違反を承知でコロニー内を偵察、連邦軍部隊と交戦となるが、初出撃したF91らに部下を3機撃墜され、2機が損傷したため撤退する。フロンティアI侵攻の際には、近傍宙域に展開する連邦軍艦隊と交戦。カロッゾの戦死後、ドレル大隊はザビーネ大隊の生き残りとともに31日にコスモ・バビロニアに凱旋する。 以降の去就は不明で、のちの時代を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』にも登場しない。同作の作画を担当した長谷川裕一によれば、原作者である富野由悠季との打ち合わせの際にドレルがどうなったのかを尋ねたところ、「気にしなくていいよ。忘れて」との答えが返ってきたという。 劇中には登場しないが、MSビギナ・ギナIIはドレルの専用機であったともいわれる。 漫画『F91プリクエル』では、幼少期にブッホ・コロニーの港口付近で、試作MSであるXM-00を操縦する。父カロッゾが「乗りたがったら乗せてやれ」と言ったため、管制所もしぶしぶ許可している。
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