ドブシナー - ロジュニャヴァ線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 19:13 UTC 版)
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ドブシナー - ロジュニャヴァ鉄道線 Železničná trať Dobšiná – Rožňava スロバキア共和国鉄道(ŽSR) ドブシナー - ロジュニャヴァ線 Trať Dobšiná – Rožňava (111 A) |
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ドブシナー鉄道駅(2015年)
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路線番号 | 公共時刻表用 : 167
線路状況表(TTP)
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路線総延長 | 26.051 km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
軌間 | 1435 mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ドブシナー - ロジュニャヴァ鉄道線(スロバキア語: Železničná trať Dobšiná – Rožňava、公共時刻表用路線番号:167)は、スロバキア・コシツェ県ロジュニャヴァ郡ドブシナー市から同郡ロジュニャヴァ市に至る鉄道路線の通称である。
スロバキア国鉄(ŽSR)ドブシナー - ロジュニャヴァ線(Trať Dobšiná – Rožňava、線路状況表路線番号:111 A)の全区間に相当する。
概要
ドブシンスケー丘陵の麓にある中世から19世紀にかけての鉱山都市、ドブシナー鉄道駅からスラナー渓谷沿いに南下し、国鉄コシツェ - プレシヴェツ線(コシツェ - ズヴォレン鉄道線)ロジュニャヴァ鉄道駅に至る26.1kmの支線で、全線が非電化単線である[1]。前身は19世紀開業のドブシナ(スロバキア語:ドブシナー) - バーンレーヴェ鉄道線で、現在の当線およびコシツェ - ズヴォレン鉄道線ロジュニャヴァ - レナルトウツェ間に相当する。
沿線は古くから林業が盛んで、また複数の鉱山が操業していた。ロジュニャヴァ市街地に隣接するスラナー川西岸の市内ナダブラ集落にはかつて、15世紀に操業を開始しロジュニャヴァの地名の由来となった鉄鉱石鉱山、ロジュニャヴァ鉱山(Rožňava baňa)があり、ロジュニャヴァメスト停留場 - ナダブラ停留場間にロジュニャヴァバニャ貨物駅が設けられていたが、1998年の閉山[2]に伴い廃止されている。
一方、林業は現在も主力産業の一つで、コシツェ - ズヴォレン鉄道線直通の原木輸送貨物列車が鉄道企業体カーゴスロバキア(ZSSK Cargo)によって運行されており、ドブシナー鉄道駅には貯木場が併設されている。
旅客列車は2001・2002年ダイヤにおいてドブシナー - ロジュニャヴァ間に1日6往復、ロジュニャヴァメスト - ロジュニャヴァ間に1往復の旅客列車(Os)が運行されていたが[1]、列車運行事業体の鉄道企業体(当時、旧ZSSK)は2003年2月2日、観光チャーター列車など臨時および季節運行を除く定期旅客列車の運行契約を解消した[1]。
運行管理の簡易化対象路線で、ニジュナースラナー鉄道駅に列車制御所が置かれており[3]、全線の運行管理を行っている。
歴史

現在のコシツェ県西部からバンスカービストリツァ県東部のゲメル地方(Gemerský región)はハンガリー王国時代の19世紀、多数の鉱山から産出する銅や鉄鉱石、それに山岳地帯からの豊富な木材の産地として、国内有数の重要な経済地域であった[4]。1860年代に鉄道敷設構想が浮上し、1871年、民間の共同出資でバーンレーヴェ(ハンガリー・ボルショドアバウーイゼンプレーン県)をターミナルとしてスラナー川沿いにペルショーツ(スロバキア名・プレシヴェツ)、ロセナウ(スロバキア名・ロジュニャヴァ)を経て鉱山都市ドブシナ(スロバキア名・ドブシナー)に至る路線と、バンリーヴェからフュレク(スロバキア名・フィリャコヴォ)および中間のフェレディンツェ(スロバキア名・イェセンスケー)からチソヴェツ(現イェセンスケー - ブレズノ鉄道線の一部)に至る計3線区の建設が開始された[4]。
建設事業はまもなくハンガリー王立国家鉄道(MÁV、ハンガリー国鉄)に移管された[4]。このうちMÁVのバーンレーヴェ - ドブシナ鉄道線[1]となった当線では、バーンレーヴェ - ロセナウ(現・ロジュニャヴァプレドメスチエ停留場)[1]間が1874年6月1日に、ロセナウ - ドブシナ間が翌7月20日にそれぞれ開通した[4]。1919年にチェコスロバキア国鉄(ČSD)編入された後、アボウツェ - レナルトウツェ短絡線が完成した1920年、レナルトウツェ - プレシヴェツ間がプレシヴェツ - ズヴォレン - ウルートキ鉄道線に編入され[5]、当線はドブシナー - プレシヴェツ鉄道線となった。
1920年代にはドブシナー北方のスロバキアカルスト台地上にマルゲツァニ - ズヴォレン鉄道線の計画線が決定したのに合わせ、チェコスロバキア鉄道省はドブシナーから同線イムリホウツェ鉄道駅(仮称、現在のジェジンキ鉄道停留場付近)に接続する延長線構想の検討も行ったが、実現しなかった[6]。
ゲメル短絡線
第一スロバキア共和国成立でČSDが分割されたスロバキア鉄道(SŽ ; Slovenské železnice)時代の1939年3月、ハンガリーのスロバキア侵攻による南部スロバキアの割譲に伴い、プレシヴェツ - ズヴォレン - ウルートキ鉄道線の大半にあたるプレシヴェツ - ルツェネツ間がMÁVに編入されたほか、プレシヴェツを起点とする当線およびプレシヴェツ - ムラーニュ鉄道線、プレシヴェツ - スラヴォショウツェ鉄道線のゲメル地方3線区の線区南部がそれぞれMÁVに編入されたため、山岳に囲まれたこれらのスロバキア国内残存線区が国内鉄道網から孤立する事態となった。
このため中部横断線であるマルゲツァニ - ズヴォレン鉄道線(現・チェルヴェナースカラ - バンスカービストリツァ鉄道線およびマルゲツァニ - チェルヴェナースカラ鉄道線)や同線に接続する残存のリマウスカーソボタ - ブレズノ鉄道線(現イェセンスケー - ブレズノ鉄道線)に向けて、孤立各線からそれぞれ山岳地帯を越えて短絡線を伸ばし相互に接続する「ゲメル短絡線群」(sk:Gemerské spojky)計画が策定され、一部は着工された。
ロジュニャヴァ市以南(ナダブラ鉄道停留場以南)がハンガリー領となったためベトリアル - プレシヴェツ間がMÁVに編入され、ドブシナー - ベトリアル鉄道線に短縮された当線では、ニジュナースラナー鉄道駅から西隣のシュチトゥニークメスト - スラヴォショウツェ鉄道線(MÁV分断前のプレシヴェツ - スラヴォショウツェ鉄道線)シュチトゥニーク鉄道駅に至る隧道5か所を含む20kmの短絡線が計画されたほか、かつてチェコスロバキア鉄道省が構想を持っていたドブシナーとジェジンキ間の新線建設も再度検討された[1]。当線の短絡線計画はいずれも着工する前に終戦を迎え、元の国境が復活したため、計画は放棄された[1]。
南部幹線の建設と編入
戦後、コシツェ - トゥルニャナッボドヴォウ鉄道線と当線を接続して南部スロバキアにおける東西連絡線とするため、トゥルニャナッボドヴォウとの間で長大トンネルを含む新線「南部幹線」(Južná magistrála)が着工された。
当線側ではロジュニャヴァ市街から約2キロ離れた当時のブルゾチーン鉄道停留場付近に新線との分岐駅となる現ロジュニャヴァ鉄道駅を新たに開設した。これに伴いロジュニャヴァ市街地に面した旧ロジュニャヴァ鉄道駅はロジュニャヴァプレドメスチエ(ロジュニャヴァ市街前)鉄道駅(のち鉄道停留場に格下げ)に改称された。
1955年1月23日の新線開通に伴い、当線のロジュニャヴァ - プレシヴェツ間はプレシヴェツ - ズヴォレン - ウルートキ鉄道線プレシヴェツ - ズヴォレン間とともにコシツェ - ズヴォレン鉄道線に編入され、当線は現在のドブシナー - ロジュニャヴァ間に短縮された。
脚注
- ^ a b c d e f g ŽSR 167: Dobšiná - Rožňava Vlaky.net
- ^ Kravec Jozef, 38.Rožňava Baníctvo v Spišskogemerskom rudohorí
- ^ "Zoznam tratí v správe ŽSR s výlukou dopravnej služby" スロバキア国鉄
- ^ a b c d História železníc - Gemerské priemyselné železnice スロバキア国鉄
- ^ ŽSR 160: Zvolen os. st. - Košice Vlaky.net
- ^ tratovak Dedinky: všetko mohlo byť inak… Railpage.net
関連項目
「ドブシナー - ロジュニャヴァ線」の例文・使い方・用例・文例
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- 詳細は、Sophistication のウェブサイト、www.sophistication-magazine.comをご覧ください。
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- CTLA-4遮断はがん細胞の再増殖を抑制する。
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