ボルショド・アバウーイ・ゼンプレーン県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 06:13 UTC 版)
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ボルショド・アバウーイ・ゼンプレーン県
Borsod-Abaúj-Zemplén vármegye
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|---|---|---|---|
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| 国 | |
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| 地域 | ハンガリー北部 | ||
| 県都 | ミシュコルツ | ||
| 区 | 16区 | ||
| 政府 | |||
| • 総会議長 | テレク・デジェー (Fidesz-KDNP) | ||
| 面積 | |||
| • 合計 | 7,249.67 km2 | ||
| 面積順位 | 2位 | ||
| 人口
(2018年)
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| • 合計 | 648,216[1]人 | ||
| • 順位 | 2位 | ||
| 郵便番号 |
34xx–39xx
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| 市外局番 | (+36) 46, 47, 48, 49 | ||
| ISO 3166コード | HU-BZ | ||
| ウェブサイト | baz |
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ボルショド・アバウーイ・ゼンプレーン県(Borsod–Abaúj–Zemplén (ハンガリー語: Borsod-Abaúj-Zemplén vármegye, 発音 [ˈborʃod ˈɒbɒuːj ˈzɛmpleːn]; スロバキア語: Boršodsko-abovsko-zemplínska))は、ハンガリーの県。県都はミシュコルツ。ハンガリーの県のなかで、面積・人口ともに二番目の規模である。
地理
県の北境はスロヴァキアとの国境であり、県の東境でサボルチ・サトマール・ベレグ県、南東境でハイドゥー・ビハル県、南西境でヘヴェシュ県、西境でノーグラード県と接している。北部は山地であり、南部には平野が広がっている。
主な市町村
この県には以下の市町村が含まれる。
- アバウイサーントー、ベケチ、ボドログケレスツル、ボドロゴラシ
- ボドログセギ、エルデーベーニェ、エルデーホルヴァチ
- ゴロプ、ヘルツェグクト、カーロリファルヴァ
- レジェシュベーニェ、マード、メゼーゾンボル、モノク
- オラスリスカ、オンド、ラートカ、シャーラジャダーニ
- シャーロシュパタク、セギロン、セレンチ、タルカル
- ターリャ、トカイ、トルチヴァ、ヴァーモシュイファル
- ヴェーガルドーおよびシャートラリヒャウィヘリ市
経済
地下資源に恵まれており、「ハンガリーのルール地方」とも称されたこの地で、第二次世界大戦後の共産党政権時代に工業化が進められた。共産党が対外的に示した成果は目覚ましいものであったが、共産党政権の崩壊後は経済の低迷が顕在化し、市場主義経済に巻き込まれる中で、ハンガリー有数の高失業率地域となった。
また、県内のトカイとその周辺は貴腐ワインの産地として有名であり、国内のみならず海外にまで幅広く輸出されている。
歴史
第二次世界大戦後、かつての3県が結びついて成立した。共産党政権下で、重点的に重化学工業の振興が図られた。しかし、東欧革命を経て共産党政権が崩壊すると、市場経済の中で深刻な不況に陥った。現在は、その多様な自然景観などを基盤として、各地で観光産業への転換が図られている。
人口動態
| 年 | 人口[2] | ±% |
|---|---|---|
| 1949 | 630,621 | — |
| 1960 | 15.01% | |
| 1970 | 7.09% | |
| 1980 | 4.21% | |
| 1990 | -5.87% | |
| 2001 | -2.30% | |
| 2011 | -7.81% | |
| 2015 | -2.79% | |
| 2018 | -2.99% |
政治
県議会
| 政党・会派 | 議席数 | |
|---|---|---|
| Fidesz-KDNP | 18 | |
| 野党連合 | 8 | |
| 民主連合 | 3 | |
写真
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ミシュコルツの市街風景
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トカイ城
脚注
外部リンク
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