トア・テスカトラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:00 UTC 版)
「古龍種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「トア・テスカトラ」の解説
別称:凍王龍(とうおうりゅう) 登場作品:MHF-G(G9.1より) 雪山の絶対者として存在が認識された古龍種モンスター。全身が凍り付いた甲殻や体毛に覆われており、悠久の時を過ごした古き種族、"始種"に分類されるモンスターである。炎王龍テオ・テスカトルに姿が似ているが、2本の角はテオ・テスカトルと異なり前方へせり出したような雄々しい形状になっている。 トア・テスカトラは非常に強大な冷気の力を司っているため、住処となる雪山には年中猛吹雪が止むことがない。そのため、テリトリーそのものに人の立ち入りがあまりなく、たとえ立ち入ったとしても人々は身の安全のために吹雪が去るのを待つことから、トア・テスカトラが人間と邂逅することは従来ほとんどなかったという。しかし、近年になって猛吹雪の発生頻度が異常なほどであったためにハンターズギルドが雪山を改めて調査したところ、その存在が正式に確認されたという設定である。通常の生物ではまず身動きすらままならない猛吹雪の中をさも平然と闊歩する姿、さらに外見が炎王龍テオ・テスカトルに近似していることから古龍種と推察されるようになった。 トア・テスカトラは翼から粉塵を放出し、角を振るって振動を起こすことで粉塵の周囲の水分を急激に冷却し、氷や雪を作り出すという生態を持つ。戦闘中にはこの能力を使用し、ハンターの頭上に巨大な氷の塊を出現させて落とすといった特殊な攻撃を多用する。また、トア・テスカトラが吐く吹雪のようなブレスは「氷漬け」という専用の状態異常を引き起こす。これを食らうとハンターは一切の身動きが出来なくなり、氷像と化している間は継続ダメージも受けることになる。怒り状態へ移行すると画面に吹雪のエフェクトが発生し、このときトア・テスカトラから一定以上の距離をとるとハンターの身体が足元から凍り付きはじめ、最終的には「氷漬け」に陥ってしまう(完全に凍結してしまうまで行動はできる)。氷の力を利用した攻撃は広範囲のものが多く、連続跳びかかりながら三角形を形作るように氷の壁を発生させ、その範囲内を完全に凍結させる攻撃なども繰り出すことがある。 G級クエストでは新しい行動も複数追加されている。ハンターの足元を凍らせ足止めする氷の棘でハンターを自身がいる場所へ誘い込み最後に冷気を放って瞬間凍結させる行動や、自らの周囲に防壁状に氷の壁を張り巡らせ、その外側に追い出したハンターを氷塊で何度も追撃する攻撃などを使用する。 トア・テスカトラの素材から生産できる武器や防具は共通して氷のような蒼の色合いである。武器は非常に高い攻撃力と氷属性を併せ持つほか、始種武器は装備しただけで弱点へのダメージが増加する「弱点特効」のスキルが発動する。一方で防具には、モンスターに攻撃を当て続けることをトリガーとしてハンターの周囲にモンスターに対する継続ダメージを与える冷気のフィールドを発生させるスキルが発動する。 なお、トア・テスカトラの素材を用いた武具はMHF-G9.1におけるプロモーションにおいて、G9.1で登場する最強クラスのモンスター"極み吼えるジンオウガ"討伐のための鍵の一つとしての位置づけも持っていた。トア・テスカトラ以後の始種モンスター素材で生産する始種武器は、それまでに実装された始種武器を一回り上回る性能を有している。
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