デジモンの設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 06:05 UTC 版)
「デジモンクロスウォーズ」の記事における「デジモンの設定」の解説
公式サイトの文章などでは、以前の設定に触れられている個体もいるが、前述・後述の諸設定を踏まえ、あくまで既存の設定は作中において撤廃されている。 まず本作品に登場するデジモンは、従来のシリーズ作品の多くで採用されてきた「デジタマによる復活」という要素が存在せず、『デジモンテイマーズ』と同様に倒されたデジモンは消滅するものとして扱われる。他方、『テイマーズ』のように倒したデジモンをロード(吸収)するという設定は踏襲されていない。「消滅してもデジモンの魂は不滅」という設定があり、肉体が滅んでもそのデータ自体は残留し、コードクラウンの力などが発揮されることで、場合によっては復活する場合もある。一方でこのような復活は、とても稀有なこととして作中では捉えられており、「デジモンはただのデータではなく、死すべき定めを持つ生き物であり、その命を弄んではならない」ということがしばしば強調される。さらに復活後は必ずしも同じ姿で登場するとは限らず、ツワーモンがダメモンを基本としたデジモンとして生まれ変わったり、バグラモンが人間として転生するという事例なども見られた。また兄弟や両親など家族がいるデジモンも存在し、性別に対する言及が多少存在するがこれが全てに適用されているかなどは明かされていない。 世代についての扱われ方も、従来のシリーズ作品と比べて様々な点で差異が見られる。本作品初出のデジモンで、世代が言及されているのは究極体のクオーツモンのみであり、それ以外のデジモンで世代について設定されているのは過去作品からのゲストデジモンのみである。また従来の設定に準拠した形で登場するデジモンもいるが、世代に関する言及はない。その都合上、必ずしも以前存在した世代の設定において強さや階級が決まるわけではなく、従来なら世代の低いデジモンが高いデジモンを率いていることも見受けられる。 パワーアップも一部の例外はあるものの、基本的にデジクロスか吸収合体のみとなっている。「進化」の概念が本格的に登場したのは30話からであるが、これはオメガモン曰く「オメガシャウトモンはシャウトモンの未来の姿」であり、クロスローダーの力によって発現する進化は「超進化」と呼称され、これもまた以前の設定とは異なる意味を持つ。タクティモン曰く、本来進化するまで多くの年月を要するのが普通であるため、それを踏まえた上で驚愕するという描写も見られた。 第1話冒頭におけるタイキの夢の中でタイキの後ろに控えていたデジモン達の中には、従来のシリーズ作品でパートナーとして抜擢されたデジモン達がシルエットで多く登場しており、デジメモリの中にも同様に元パートナーデジモンだった種類が多く選抜されている。3期からはデジクオーツという空間において、デジモンを戦闘の末に捕獲することが出来るという設定が新たに登場、デジモンは人間の欲望などを糧にすることで自分をパワーアップさせることが出来るということがデジモンの間で流布され、それを狙い人間の感情を利用しようとするデジモンが多く登場した。
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