テルツ少年合唱団団員
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「バイエルンの天使」の記事における「テルツ少年合唱団団員」の解説
ハンス・アルトマイヤー 『楽に寄す』・『嘆きのディド姫』・『ぼくらの変わる日』などの主人公。物語の真の主役。テノール歌手クレン・アルトマイヤーの孫で、ソプラノを担当。テクニックに溺れすぎた歌い方をしているとシュミット先生に指摘され、思わず反発する。両親の事故死後、伯父のクナーク夫妻に引き取られ、音楽への道を断念するが、教会の合唱に唱和して思わず歌ったところ、周囲の注目を集め、心をこめて歌うことの大切さを知り、音楽への情熱を取り戻す。14歳になった時、1974年のミュンヘンのコンサートで声の変調を感じ、最後のレコーディングを終えた後、8月のザルツブルクのコンサートで変声期を迎え、同期のレンネルに後を託し、ムタンテン・プローペを受講することになった。その後、シュミット先生の入院中に、合唱団の指揮を任されてもいる。 レンネル 変声期を迎えたハンスの代わりに、ソロ・パートを担当。 ジクゥート・ミュラー 流し目が魅力的な黒髪の美少年。14歳にして、変声期を迎えていない。少年合唱団の中核であるカンマーコアのリーダー的存在で、彼が物語の中心になることが多い。感情を表情に出さないタイプ。 ディー(ディードリヒ)・ルッティエ 三人組のなかでは、一番の優等生。アメリカに引っ越すにも係わらず、主役を任されて、ジクゥートに悩みを訴えたこともある。 トム(トーマス)・バークライン 女装が得意な、やんちゃな、カーリー・ショートヘアーの少年。サッカーが好きで、ペレのファン。少年合唱団と学校生活との両立に悩み、学校の友人との付き合いを優先させていた時期がある。 ヨォゼフ・バウマン(ゼッピィ) 登校拒否児・自閉症気味の少年。1年前にイタリアからドイツへ移住し、言語が通ぜず、登校拒否を起こしていたが、萌子が聞かせたテルツ合唱団のLPに刺激を受け、母親の反対を押し切って入団テストを受け、無事合格する。 アラン・ルュッケット カンマーコアの一員。3年前に、10歳のジクゥートがソロを歌っているのを耳にし、サインを求める。その後、テルツ合唱団に入団するが、自分がジクゥートから敬遠されているのではないか、と悩む。 クラウス オペラ祭の最中に変声期を迎えて、ジクゥートに代役を任せる。おもてには見せなかったが、内心では非常に残念に思っていたが、ハンスの励ましにより立ち直る。 トビアス カンマーコアの一員。学校では、陸上部に所属している。8歳の時、音楽教師のすすめで、テルツに入団。一歳年長の従兄弟ヨアヒムのいやがらせを受けていた。 アイビィ 少年団の中では一番の最年少。背が低いことを遊園地で通りすがりの不良にからかわれ、むっとしたこともある。
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